坂上忍、17年ぶり民放ゴールデン連ドラ!毒舌で丸山ぬ~べ~罵倒
俳優の坂上忍(47)が、10月スタートの日本テレビ系連続ドラマ「地獄先生ぬ~べ~」(土曜・後9時)で、民放ゴールデン帯(後7~10時)では17年ぶりの連ドラ出演を果たすことになった。「関ジャニ∞」の丸山隆平(30)演じる、主人公の霊能力教師「ぬ~べ~」こと鵺野(ぬえの)鳴介の左手に潜む地獄からの使者「覇鬼(ばき)」役。人工皮膚、特殊メークに3時間もかかる鬼の姿に変身し、自慢の毒舌で丸山ぬ~べ~を罵倒しまくる。
相手が大物であろうと容赦ない毒舌。歯に衣(きぬ)着せぬ発言で再ブレークし、テレビで5本のレギュラーを抱える超売れっ子の坂上が、17年ぶりに民放連ドラ出演をゲットした。
連ドラ出演の決め手になったのもやっぱりその「猛毒」。普段から自身が経営する子役スタジオで鬼の指導者っぷりを見せているが、劇中でもリアルな鬼役。主人公・ぬ~べ~の左手に宿る覇鬼は、ぬ~べ~が究極の選択に迫られたときに入り込む「異空間」の世界から、悪態をつきまくり、とにかくキツイ活を入れていく。
常々「ぬ~べ~への叱咤(しった)は、世の中の酸いも甘いも噛(か)み分けた、生きざまからにじみ出るような深い言葉であってほしい」と感じていた戸田一也プロデューサーは、バラエティーなどで見せる坂上の愛のある罵倒に触れ「天啓に導かれました」と迷わずオファー。異空間シーンはコントのような丁々発止のやりとりが繰り広げられるという。
民放ゴールデン帯の連続ドラマは97年の同局系「恋のバカンス」(主演・明石家さんま)以来。全身に特殊造型の真っ赤な人工皮膚や手足を装着し、特殊メークも含めて、仕上がりには3時間かかるが「面倒臭いですね!」と一刀両断する。
主演の丸山へのメッセージをリクエストされると「飲みに行くぞ!」と、早くも荒ぶる鬼の顔をチラリ。「特殊メークで誰だかわからない恐れもありますので、(同局の)『有吉ゼミ』や『あのニュースで得する人 損する人』と見比べて、覇鬼役はあのおじちゃんなんだよと、見比べてみてくだちゃい」とおちゃめに呼びかけた。
◆地獄先生ぬ~べ~ 90年代に「週刊少年ジャンプ」で連載され、累計2400万部を記録した圧倒的な人気を誇ったオカルトコメディー。左手に「鬼の手」を持った霊能力教師・ぬ~べ~こと鵺野鳴介(丸山)が学校にはびこる怪物を退治して生徒を守っていく。ドラマでは学校の設定が小学校から高校に変わっている。