デビュー1年で武道館ライブ!“名古屋売り”アイドル「チームしゃちほこ」の戦略とは
日経トレンディネット 8月27日(水)12時40分配信
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| そんな「武道館アイドル」の仲間入りを果たすグループがある。8月28日、デビューからわずか約1年程度で日本武道館でのライブを行う「チームしゃちほこ」だ。 |
「ロックの聖地」。そう呼ばれてきた日本武道館が、「アイドルの登竜門」になりつつある。
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モーニング娘。、Perfume、AKB48、ももいろクローバーZ。もちろん、これまでにも日本武道館でライブを行うアイドルはいた。しかし大ブレイクを果たした後、成功の証として日本武道館でライブを開催するのが通例だった。
しかし13年以降はやや状況が異なり始めている。SUPER☆GiRLS、℃-ute、Berryz工房、東京女子流、BABYMETAL、私立恵比寿中学、でんぱ組.inc――。トップアイドルグループに続く、「ネクストブレイク候補」ともいえるグループの日本武道館公演が相次いでいるのだ。
日本武道館のキャパシティは、席の設置の方法によっても異なるが8000〜1万席程度。実は、ネクストブレイク候補たちもこれだけの動員が可能になってきている。「アイドルブームはそろそろ終わる」といわれて久しいが、終焉どころか、メディアに頻繁に出るグループ以外も着実にファンをつかんでいるのだ。
そんな「武道館アイドル」の仲間入りを果たすグループがある。8月28日、メジャーデビューからわずか約1年で日本武道館でのライブを行う「チームしゃちほこ」だ。
彼女たちはその名からも推測できるように、名古屋を拠点とする6人組。所属事務所がももいろクローバーZと同じことから“ももクロの妹分”と言われることも多い。
アイドル群雄割拠の時代、チームしゃちほこは他のグループとどのような差別化を図っているのか。メンバーとレコード会社関係者へのインタビューを交えて探る。
●ウリは地方オーラ? 名古屋出身が武器になる
チームしゃちほこのメンバーは、秋本帆華(あきもと・ほのか)、咲良菜緒(さくら・なお)、安藤ゆず(あんどう・ゆず)、大黒柚姫(おおぐろ・ゆずき)、坂本遥奈(さかもと・はるな)、伊藤千由李(いとう・ちゆり)の6人で、全員愛知県生まれ。名古屋を拠点に活動している。
彼女たちの楽曲の歌詞を見ると、「名古屋水族館、大須の商店街、喫茶リヨンでモーニング」(インディーズ盤シングル「恋人はスナイパー」より)、「ピチピチ跳ねるぜ名古屋嬢」(インディーズ盤シングル「トリプルセブン」より)など名古屋に関する内容が多い。13年6月に発売された全国デビューシングル「首都移転計画」では、「首都を名古屋に変えよう」と歌う。
「名古屋は、私たちの最大の特徴なんです。アイドルオーラじゃなくて、地方オーラです(笑)」(秋本)
「でも高嶺の花じゃなく、逆に私たちは親近感を持ってもらえるんじゃないかなと思います」(大黒)
「他のアイドルの方に会うと、キラキラしていてドキドキしちゃいます」(咲良)
最近は日本各地で活動する「ご当地アイドル」も増えているが、ここまで地方色を出すグループも珍しい。しかもチームしゃちほこは、拠点は名古屋だが、全国をターゲットに据える。これほどまでに地域色を出してしまうと、名古屋以外の地域で興味を持ってもらえないのではないだろうか。
「むしろ違う地域に行ったときのほうが、私たちをアピールできるチャンスだと思っています。名古屋から変な子たちが来たなって(笑)」(坂本)
「名古屋の人たちに、“名古屋”“名古屋”って言っても、いつもいるじゃんってなっちゃう(笑)」(安藤)
「いろんな場所に行くことで、名古屋の好感度も上がったらいいなって思いますし」(伊藤)
「“名古屋を首都に”したいって歌ってますから(笑)」(大黒)
最終更新:8月27日(水)12時40分
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