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医療事故 過去最多の2700件余8月27日 14時56分
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大学病院など全国の主な医療機関から去年1年間に報告された医療事故の件数は2700件を超え、これまでで最も多くなったことが日本医療機能評価機構のまとめで分かりました。
医療事故の分析などを行っている日本医療機能評価機構によりますと、大学病院など全国の主な医療機関274か所から去年1年間に報告された医療事故は2708件でした。
平成16年に調査を開始して以降、報告件数は毎年、増え続けていて、去年の件数は前の年を173件上回り、これまでで最も多くなりました。
このうち、医療事故との因果関係は分からないものの患者が死亡したケースは前の年より36件多い216件だったということです。
また、事故の内訳はベッドからの転落や食べ物をのどに詰まらせるなど入院中に起きた事故が1023件と最も多く、全体の38%を占めたほか、体内へのガーゼの置き忘れなど治療中の事故も全体の27%起きていました。
日本医療機能評価機構の後信理事は、「制度が定着し、医療機関側が事故を報告するようになり、件数が過去最多となったのではないか。集まった情報はホームページなどで公開しているので、再発防止に役立ててほしい」と話しています。
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