2008年03月19日
「相棒 黙示録」
母娘放火殺人で死刑の判決を受けた錦貴文が拘置所で病死した。彼の死に事件性がないと証明するために特命係の2人は死亡診断書を取りにいくが、杉下右京は錦が19年もの間死刑が執行されなかったことに疑問を抱く。
錦の弁護士は無実を信じており事件の関係者から話を聞いていくと事件の裁判官で今もまだ生きているのは三雲判事だった。
そして錦が病死した後に錦を逮捕した刑事・起訴した検事が相次いで殺される。事件を追う右京に小野田官房室長は錦の再審請求を棄却した元法務大臣でシスターとなったゆり江を紹介する。
なんとも低調だったシーズン6をそこそこ盛り返したのではないだろうか。いろいろ突っ込みたいところはあるにはあるのだが。
ただ空撮がなかったー!!
冤罪の死刑囚を登場させ冤罪が生んだ人々の傷を見せ人を裁く難しさや苦しみを力技で説きシーズン6の初回「複眼の法廷」の続編とも言うべき最終回。
そもそもあんな程度の証拠で死刑になってしまうものなのですね。犯罪物が好きでも素人の私が見てもその判断に無理があると思ってしまうがニュースを見てみるとあながちありえない話ではないかもと思えてしまうのが怖い。
19年も死刑執行されなかったのを右京さんは疑問に思うのだが死刑囚って刑の執行にかなり時間かかっているような気がする(特に再審請求出されているものは)のだが実際にはどうなのだろう。
あとちょっと気になったのはTVの報道シーンで「錦貴文」って呼びすてなのね。最近は○○容疑者・○○被告・○○死刑囚って言うものと思っていたのだけれど。
あと無実の人を19年も捕らえ死刑という絶望と恐怖にさらし病死させてしまったのに内村が会見に出なくても良いのか?とも。中園参事官の的外れなのに熱演は良かったが。その後の小野田の内村への「悪人顔」発言も。相手はピラニア軍団なのにね。
でも絶対にワイドショーとかで「確かに殺された刑事と検事は気の毒ですが〜それと錦さんを逮捕したことの責任は別」と言われるだろう。
今回は「複眼の法廷」で登場した三雲判事の信念の理由が明らかにされる。
今回の死刑判決で周囲の人間はみんな人生を狂わされた。たとえどんな判決でも当事者も含めて周囲の人の人生を決めてしまうことには変わりはない。
三雲は最初に担当した事件で耐え難いでも耐えなくてはならない罪を背負うことになった。「複眼の法廷」で三雲が言った「冤罪」に対する言葉がこの事件に繋がり重くのしかかってきます。
キャストも豪華。
ひかる一平さんの世代ではなかったので全く気づきませんでした。
しかも単独で来たとはいえ刑事と検事をそれぞれ返り討ちにするなんて強すぎるだろう!!検事はすでに刑事が殺されているんだからもっと用心すればいいのに。
まさか宮川一朗太さんが大いなるひっかけだったとはなぁ。あの位置で宮川一朗太さんはずるいよ。気になりすぎる。
真犯人はいったい誰なのかという事はかなりシンプル。始まって10分過ぎで真犯人の失言があるのでわかってしまうし。
でもミステリーを見せたかったわけではないだろうし、ラストの小野田が薫ちゃんへの不信の種を植え付けていっただけで飯三杯食べられる。まさか予告で一番楽しみだったシーンが本編でも今後の予告的に使われるとは。
音楽はかなり大仰なのが気になったが(「SAW」の音楽だし)右京さんは正義という信念は揺らがないけれどそのために暴走もする。薫ちゃんなら「なぜ違法捜査をした」「なぜ僕に言わなかった」と言うかなと思ったのですがその疑問を言わずに「ラーメン食べに行きましょうか」と言ってしまったのでこの根は結構深く薫ちゃんの心に巣食うのではないかと思った。
小野田いわく「特命係を動かしているのは右京ではなく亀山薫」らしいので薫ちゃんの心が離れちゃった場合どうなるのだろう。
レギュラーの脇キャラは地味ながら、三浦刑事がいろいろ情報くれたし伊丹は薫ちゃんを「どうどう」と止めていたし芹沢は怒っていたし米沢は鑑識なのに証拠を見つけちゃうし角田課長は覗きまくってしかも電話を右京さんにかけてきてくれたみたいだしなかなか楽しめました。でも大河内は出ませんでしたね。
錦の弁護士は無実を信じており事件の関係者から話を聞いていくと事件の裁判官で今もまだ生きているのは三雲判事だった。
そして錦が病死した後に錦を逮捕した刑事・起訴した検事が相次いで殺される。事件を追う右京に小野田官房室長は錦の再審請求を棄却した元法務大臣でシスターとなったゆり江を紹介する。
なんとも低調だったシーズン6をそこそこ盛り返したのではないだろうか。いろいろ突っ込みたいところはあるにはあるのだが。
ただ空撮がなかったー!!
冤罪の死刑囚を登場させ冤罪が生んだ人々の傷を見せ人を裁く難しさや苦しみを力技で説きシーズン6の初回「複眼の法廷」の続編とも言うべき最終回。
そもそもあんな程度の証拠で死刑になってしまうものなのですね。犯罪物が好きでも素人の私が見てもその判断に無理があると思ってしまうがニュースを見てみるとあながちありえない話ではないかもと思えてしまうのが怖い。
19年も死刑執行されなかったのを右京さんは疑問に思うのだが死刑囚って刑の執行にかなり時間かかっているような気がする(特に再審請求出されているものは)のだが実際にはどうなのだろう。
あとちょっと気になったのはTVの報道シーンで「錦貴文」って呼びすてなのね。最近は○○容疑者・○○被告・○○死刑囚って言うものと思っていたのだけれど。
あと無実の人を19年も捕らえ死刑という絶望と恐怖にさらし病死させてしまったのに内村が会見に出なくても良いのか?とも。中園参事官の的外れなのに熱演は良かったが。その後の小野田の内村への「悪人顔」発言も。相手はピラニア軍団なのにね。
でも絶対にワイドショーとかで「確かに殺された刑事と検事は気の毒ですが〜それと錦さんを逮捕したことの責任は別」と言われるだろう。
今回は「複眼の法廷」で登場した三雲判事の信念の理由が明らかにされる。
今回の死刑判決で周囲の人間はみんな人生を狂わされた。たとえどんな判決でも当事者も含めて周囲の人の人生を決めてしまうことには変わりはない。
三雲は最初に担当した事件で耐え難いでも耐えなくてはならない罪を背負うことになった。「複眼の法廷」で三雲が言った「冤罪」に対する言葉がこの事件に繋がり重くのしかかってきます。
キャストも豪華。
ひかる一平さんの世代ではなかったので全く気づきませんでした。
しかも単独で来たとはいえ刑事と検事をそれぞれ返り討ちにするなんて強すぎるだろう!!検事はすでに刑事が殺されているんだからもっと用心すればいいのに。
まさか宮川一朗太さんが大いなるひっかけだったとはなぁ。あの位置で宮川一朗太さんはずるいよ。気になりすぎる。
真犯人はいったい誰なのかという事はかなりシンプル。始まって10分過ぎで真犯人の失言があるのでわかってしまうし。
でもミステリーを見せたかったわけではないだろうし、ラストの小野田が薫ちゃんへの不信の種を植え付けていっただけで飯三杯食べられる。まさか予告で一番楽しみだったシーンが本編でも今後の予告的に使われるとは。
音楽はかなり大仰なのが気になったが(「SAW」の音楽だし)右京さんは正義という信念は揺らがないけれどそのために暴走もする。薫ちゃんなら「なぜ違法捜査をした」「なぜ僕に言わなかった」と言うかなと思ったのですがその疑問を言わずに「ラーメン食べに行きましょうか」と言ってしまったのでこの根は結構深く薫ちゃんの心に巣食うのではないかと思った。
小野田いわく「特命係を動かしているのは右京ではなく亀山薫」らしいので薫ちゃんの心が離れちゃった場合どうなるのだろう。
レギュラーの脇キャラは地味ながら、三浦刑事がいろいろ情報くれたし伊丹は薫ちゃんを「どうどう」と止めていたし芹沢は怒っていたし米沢は鑑識なのに証拠を見つけちゃうし角田課長は覗きまくってしかも電話を右京さんにかけてきてくれたみたいだしなかなか楽しめました。でも大河内は出ませんでしたね。
<ゲスト>
・石橋凌さん(三雲法男役・判事)映画「ア・ホーマンス」「クロッシング・ガード」などで知られる俳優・ミュージシャン。私は世代的にARBは知らないので「俳優・石橋凌」として知った。映画「キッズ・リターン」で金子賢さん演じるマサルの憧れの組長を演じ「BROTHER」では加藤雅也さんの後ろにぴったりとつき従う部下を演じた「自殺サークル」では謎の自殺事件を追う刑事を「MOON CHILD」ではhydeさん演じるヴァンパイアを捕らえている刑事?か何かのローリエ役「KOROSHI」ではリストラされたことを妻には言えずフラフラしていると殺し屋にスカウトされてしまうサラリーマンを演じた。小林政広監督作品などに出演。私が1番印象深いのは「AIKI」で加藤晴彦さん演じる主人公・太一を導く合気道の師匠役。爽やかで礼儀正しく大人の可愛らしさがあった。
・林隆三さん(錦史忠役・死刑囚錦貴文の父・息子の無実を信じる)久しぶりに拝見しました。
・かとうかず子さん(橘ゆり江役・元法務大臣・現シスター)
・ひかる一平さん(飯田正志役・母子殺人事件の被害者の恋人・真犯人)元アイドル。
・ベンガルさん(茂手木進役・弁護士・錦の無実を信じる)〔東京乾電池〕ドラマ「あぶない刑事」シリーズで田中文男役、大河ドラマ「功名が辻」で荒木村重役「神はサイコロを振らない」で教師だった神蔵達蔵役など多数。大林宣彦監督常連。映画出演作に「北京的西瓜」で主人公の八百屋店主・堀越春三役「3−4X10月」で小沢仁志さんの兄貴分の武藤役「異人たちとの夏」ではタクシー運転手「マルサの女」でマンションの若夫婦役「青春デンデケデケデケ」で主人公の父・藤原孝行役「あの夏の日 とんでろじいちゃん」で小林桂樹さんがあがりこんだ家の主人「天国までの100マイル」で時任三郎さんの元同僚・野田役「TRICK 劇場版」で神002番「なごり雪」で三浦友和さんの友人・水田役「ALIVE」では特殊隊員たちに命令を出す徳武役「ねじりん棒」で夏生ゆうなさんの元彼・藤沢役「理由」で伊藤歩さんの父・室井睦夫役「ピーナッツ」で野球チームの監督・草野務役「やじきた道中てれすこ」「チームバチスタの栄光」他多数。調べてみると意外にたくさん見ていた。舞台「カラフト伯父さん」で岡田義徳さんのだらしない父を演じた。
・宮川一朗太さん(犬井芳郎役・茂手木の所で働く錦の友人)映画「家族ゲーム」など。サスペンスに登場するっと犯人か物語の鍵を握っていることが多い。
・成瀬正孝さん(黒木勝役・古物商担当の刑事・錦を逮捕していた・真犯人に気づき殺される)どこで知ったかは定かではないが任侠ものの作品には欠かせない方。今回は自分の罪に落とし前をつけようとする漢でした。
・遠藤たつおさん(緑川達明役・検事・錦を起訴・真犯人に殺される)
・久松信美さん(錦貴文役・母子放火殺人事件で死刑が確定・病死)〔自転車キンクリート〕
・伊藤高史さん(粕谷圭役・帝都新聞の記者・強引)元〔朋友〕
・樋浦勉さん(神父役・錦に死を受け入れさせてしまったことを悔いる)洋画の吹き替えもされていてリチャード・ドレイファス、ブルース・ウィリスなどを演じた。
・伏見哲夫さん(常盤克信役・司法のトップ・錦が冤罪とわかり困る・補償を算出)「警視庁鑑識班」シリーズで矢島検視官役など。
・西沢仁太さん(鑑識役・黒木に指紋照合を頼まれる)
・石橋凌さん(三雲法男役・判事)映画「ア・ホーマンス」「クロッシング・ガード」などで知られる俳優・ミュージシャン。私は世代的にARBは知らないので「俳優・石橋凌」として知った。映画「キッズ・リターン」で金子賢さん演じるマサルの憧れの組長を演じ「BROTHER」では加藤雅也さんの後ろにぴったりとつき従う部下を演じた「自殺サークル」では謎の自殺事件を追う刑事を「MOON CHILD」ではhydeさん演じるヴァンパイアを捕らえている刑事?か何かのローリエ役「KOROSHI」ではリストラされたことを妻には言えずフラフラしていると殺し屋にスカウトされてしまうサラリーマンを演じた。小林政広監督作品などに出演。私が1番印象深いのは「AIKI」で加藤晴彦さん演じる主人公・太一を導く合気道の師匠役。爽やかで礼儀正しく大人の可愛らしさがあった。
・林隆三さん(錦史忠役・死刑囚錦貴文の父・息子の無実を信じる)久しぶりに拝見しました。
・かとうかず子さん(橘ゆり江役・元法務大臣・現シスター)
・ひかる一平さん(飯田正志役・母子殺人事件の被害者の恋人・真犯人)元アイドル。
・ベンガルさん(茂手木進役・弁護士・錦の無実を信じる)〔東京乾電池〕ドラマ「あぶない刑事」シリーズで田中文男役、大河ドラマ「功名が辻」で荒木村重役「神はサイコロを振らない」で教師だった神蔵達蔵役など多数。大林宣彦監督常連。映画出演作に「北京的西瓜」で主人公の八百屋店主・堀越春三役「3−4X10月」で小沢仁志さんの兄貴分の武藤役「異人たちとの夏」ではタクシー運転手「マルサの女」でマンションの若夫婦役「青春デンデケデケデケ」で主人公の父・藤原孝行役「あの夏の日 とんでろじいちゃん」で小林桂樹さんがあがりこんだ家の主人「天国までの100マイル」で時任三郎さんの元同僚・野田役「TRICK 劇場版」で神002番「なごり雪」で三浦友和さんの友人・水田役「ALIVE」では特殊隊員たちに命令を出す徳武役「ねじりん棒」で夏生ゆうなさんの元彼・藤沢役「理由」で伊藤歩さんの父・室井睦夫役「ピーナッツ」で野球チームの監督・草野務役「やじきた道中てれすこ」「チームバチスタの栄光」他多数。調べてみると意外にたくさん見ていた。舞台「カラフト伯父さん」で岡田義徳さんのだらしない父を演じた。
・宮川一朗太さん(犬井芳郎役・茂手木の所で働く錦の友人)映画「家族ゲーム」など。サスペンスに登場するっと犯人か物語の鍵を握っていることが多い。
・成瀬正孝さん(黒木勝役・古物商担当の刑事・錦を逮捕していた・真犯人に気づき殺される)どこで知ったかは定かではないが任侠ものの作品には欠かせない方。今回は自分の罪に落とし前をつけようとする漢でした。
・遠藤たつおさん(緑川達明役・検事・錦を起訴・真犯人に殺される)
・久松信美さん(錦貴文役・母子放火殺人事件で死刑が確定・病死)〔自転車キンクリート〕
・伊藤高史さん(粕谷圭役・帝都新聞の記者・強引)元〔朋友〕
・樋浦勉さん(神父役・錦に死を受け入れさせてしまったことを悔いる)洋画の吹き替えもされていてリチャード・ドレイファス、ブルース・ウィリスなどを演じた。
・伏見哲夫さん(常盤克信役・司法のトップ・錦が冤罪とわかり困る・補償を算出)「警視庁鑑識班」シリーズで矢島検視官役など。
・西沢仁太さん(鑑識役・黒木に指紋照合を頼まれる)