出版から70年…『星の王子さま』初アニメーション映画化
オリコン 8月27日(水)8時0分配信
アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリの名作小説『星の王子さま』が、1943年に出版されてから70年を経て、初めてアニメーション映画化され、『リトルプリンス 星の王子さまと私』の邦題で、ワーナー・ブラザース映画配給により2015年冬に日本公開されることが26日、わかった。
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同小説は270以上の言語に翻訳され、全世界で1億4500万部以上を売り上げている不朽の名作。初のアニメ化に挑んだマーク・オズボーン監督(『カンフー・パンダ』)は「このプロジェクトについて初めて打診されたとき、僕は興奮したと同時に心配になった。あれほどまでに詩的な名作を、損なうことなく映画化できるのか? あのストーリーの長編アニメ映画化なんて、不可能なことに思えたんだ」と明かす。
それでも、「一生に一度のチャンス」ととらえ、「このチャンスはとても拒むことができない贈り物だった」と振り返る。「僕はじっくり考えた結果、映画化するうえでの鍵は、その本を巡って展開される、より壮大なストーリー…、原作の世界観を忠実に描きつつ、そこを核にして大きく展開されるストーリーを描くことだと気づいた」と、突破口を見つけたオズボーン監督は、多彩な解釈の余地を残す原作の魅力を損なうことなく、世界中の観客にアピールする映画を目指し、現在も鋭意制作中だ。
今回のプロジェクトには、オズボーン監督をはじめ世界中から経験豊富なスタッフが集結。キャラクターデザインはピーター・デ・セヴ(『アイス・エイジ』『ファインディング・ニモ』『ターザン』『ムーラン』)、美術はルー・ロマーノ(『カールじいさんの空飛ぶ家』『Mr.インクレディブル』『モンスターズ・インク』)、ストーリー主任はボブ・パーシケッティ(『シュレック2』『ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!』『長ぐつをはいたネコ』)。
アニメーション監修はジェイソン・ブース(『レミーのおいしいレストラン』『ウォーリー』『カールじいさんの空飛ぶ家』)、キャラクター監修は四角英孝(『塔の上のラプンツェル』『シュガー・ラッシュ』)、アート・ディレクションはセリーヌ・デルモー(『ハリー・ポッターと死の秘宝PART1』) 、キャラクターのアート・ディレクションはバーセレミー・モーノリー(『タンタンの冒険』『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』)、セットのアート・ディレクションはマシュー・ ゴセリン (『ターザン』)。制作プロダクションはオニキス・スタジオ。
声優陣も豪華な顔ぶれが揃い、ジェフ・ブリッジス、ジェームズ・フランコ、マリオン・コティヤール、ベニチオ・デル・トロなどが声の出演をする。
最終更新:8月27日(水)10時12分
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