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Re: 角田忠信「右脳と左脳」続き
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2010/12/11 22:57 [ No.230 / 394 ] |
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遅ればせながら、角田忠信氏の「右脳と左脳―脳センサーでさぐる意識下の世界」を読みました。実験装置は、レコーダ、DAF遅延回路、レシーバなどで構成された簡素なものでした。装置の点から言って、これは追試しやすい実験なのではないかと思いました。
言語が主に左脳で処理される一方で音楽は主に右脳で処理されるということから、角田氏の研究は、「音声が極限的には、どちらの脳で主に処理されるのか」という命題に迫る一つの大きな試みだったのだと思います。(もっとも、これは0か1か決まることではなく、どちらの脳も寄与する問題なのかもしれません。)
ーーー引用開始ーーー まず角田理論関係の内容を三段階にまとめてみます。 (1)右脳と左脳の機能分担を認め、(主に)左脳の言語処理、右脳の音楽処理という働きの差を認めるかどうか (2)日本人(とポリネシア人)において他の外国人と違って母音や虫の音などを言語脳で処理しているかどうか (3)脳センサーによる地震の予知の可能性などの研究結果を認めるかどうか ーーー引用終了ーーー 三段階に分けてくださったお陰で、議論の切り分けが楽になりました。 (1)は当然認めます。 (2)は、角田氏の研究結果の一つですが、現時点では正しいと私は認めていません。また、述べられたダイコティック・リスニング法という手法に対して、角田氏は否定的ですね。 (3)の保留については了承しました。
被験者の質の問題ですが、訓練は具体的にどう大変なのでしょうか?リンクを見ても分かりませんでした。著書には4-2や3-3の打叩パターンに慣れればいいと書かれていました。それ以外で注意しなければならない点があれば、それは角田氏自身が論文や著書で喚起しなければならなかったことだと思います。また素人考えかもしれませんが、単純に被験者の人数を増やせば、それだけ統計の確度が上がるのではないでしょうか?
ーーー引用開始ーーー >角田仮説を仮説のままに研究を進めていくことが、何故追試にまさるのか私にはわかりません。
→菊池氏は、書いておいたように単に追試されたのではなく、脳波によって電気生理学的に検証されたのです。菊池氏はその現象の起きている場で、角田氏とは別の方法によって検証されたわけです。菊池氏はその後もfMRI(機能的磁気共鳴画像法)によって脳神経現象の研究を進められているようです。http://kaken.nii.ac.jp/en/r/50134739 その菊池氏が2007年の時点でも角田理論を堅持されているということは、当時の自分の研究に自信を持っておられるのだと思います。 ーーー引用終了ーーー 脳波やfMRIもいいですが、やはり角田氏がやったDAF装置での追試を是非他の研究グループでしてほしいです。 菊池氏は角田理論そのものを支持されているのでしょうか?それとも部分的に支持されているのでしょうか? リンク先の論文は、難しすぎて分かりませんでした。 角田理論を堅持されているというのは、ほら貝さんのサイト以外にソースがありますか?
ーーー引用開始ーーー >このようなテストについては、遅延の影響が優位半球で起こり、それがキー押し動作という運動機能の乱れとして現われるとする理論的・実験的裏付けのないという批判があります
→ この部分は私には意味不明です。「遅延の影響が優位半球で起こり」って角田氏のどこに書いていましたでしょうか。優位半球だけに起こったのではないし。「それがキー押し動作という運動機能の乱れとして現われるとする理論的・実験的裏付けのない」って現に現れていますし、リーのDAF効果(遅延回路のフィードバック音声により、話すのに障害が起きる)に基づくタッピング・テストはアメリカで徴兵忌避者の検出に有効であったということですし。 ーーー引用終了ーーー 内容を確認せずに引用してしまいました。すみません。
ーーー引用開始ーーー >現時点では「日本人は邦楽は左脳で、クラシックは右脳で聴く」と結論することはできません。
→邦楽、クラシックなどはどちらでもいいのですが角田理論の妥当性を「結論することはできません」ということはその通りでしょう。でもアレンさんは実質的に否定していますよね。 ーーー引用終了ーーー 否定はしていないですよ。ただ、信じるには大きな障壁があると感じています。
--------------- w1allen 「安部公房解読工房」http://www.geocities.co.jp/Bookend/2459/novel.htm 「安部公房解読工房blog」http://w1allen.seesaa.net/
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