日産自動車は26日、同社が運営するホームページの「下取り参考価格シミュレーション」のサイトが第三者の不正アクセスによって改ざんされていたと発表した。現在は被害を受けたサーバーを停止し、セキュリティ専門会社による詳細調査を実施中。顧客からの問い合わせを受けて発覚したという。
現時点で把握済みのサイト改ざんの時期は、6月30日早朝から8月22日深夜にかけて。改ざん期間中に4万7822人からのアクセスがあった。同期間中に当該サイトにアクセスすると、改ざんされたプログラムによって第三者のサイトに移ってしまう事象が確認されたという。一部の顧客は、意図せずにファイルをダウンロードした可能性もあるとしている。
日産自は改ざんを確認した8月22日、対象サイトを運用するサーバーを停止した。同じサーバーで管理していた新車購入時の価格の参考となる「他メーカー比較」のページも同時に運用を差し止めた。日産自は「ご迷惑およびご心配おかけいたしましたことを、重ねて深くおわび申し上げます」とのコメントを出した。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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