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2014年8月27日

人生はわりと簡単に変わる

2014年08月27日 10時29分 by TachibanaTakeshi

 

 

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僕はいま45歳だが、38歳までは、「自分は思うような人生を生きられない運命に生まれた」と信じて生きていた。

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この写真は今から9年ほど前の僕だ。太っていて醜いだけではなく、人生をまったく謳歌できていない人間の哀愁が漂っている。

星条旗がバックにあるのは、グアム島のクルージング中だから。南の島に行っても楽しめていないのが哀しい。

 

 

今となっては分かるのだが、「自分は思うような人生を生きられない」と信じている人間は、その通りの人生を生きる。

だから僕は、38歳までは、思うような人生を生きられなかった。

僕は両親ともにジャズのミュージシャン、祖父は日本画家、祖母はクラシックの歌手という家で生まれ育った。

みんな「自分の名前で仕事をして、自分の作品や演奏に対して報酬をもらう」ことを仕事としていたのだ。

だから、僕も当然そういう人生を歩みたいと思っていた。

何らかの方法で自分も「自分の名前で仕事をする」人になりたい、自分の作品や自分のパフォーマンスに対して報酬をもらう立場になりたいと思っていた。

でも、それが上手くできなかった。

 


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音楽で才能が開かず、翻訳者を目指して猛勉強をしたが挫折した。

失意のままサラリーマンになり、一生懸命仕事をして、出世をした。

入社当時は10名弱の小さな会社だったが、みんなで一生懸命頑張って、20人になり、30人になっていった。

お給料も上がったし、肩書きもどんどん偉くなった。

でも、どんなに頑張っても、いつも虚しかった。

一人になると、「僕がやりたいのはこんな人生じゃないんだ」という想いが押し寄せてきた。

自分の人生の間違いばかりを探し、輝いていた高校時代や大学時代の古い写真を眺めては溜息をつく日々。

ストレスのはけ口を探し、暴飲暴食に明け暮れる日々。

虚しさを忘れるために深酒をして、自分を貶める年月。

僕の身体はストレスと虚しさといらだちで、105kgにまで太ってしまっていた。

人生を思うように生きられないと嘆く僕は、酒と大食いで憂さ晴らしをするばかり。

今思えば、「人生を思うような方向に変える」ための活動を何もしていないのだから、人生変わるはずがなかったのだ。

でも、当時の僕はそんな大事なことに、まったく気づいていなかった。

 

 

37歳から38歳にかけて、僕の人生に幾つかの大きな転機が訪れた。

その転機のいくつかは、とても「悪いニュース」として僕のもとに届けられた。

そのときに僕は悟った。

「このままの人生を続けていると、僕は「思うように生きられなかった男」のまま死んでしまう」と。

当時の僕はまだこのブログすら始めていなかった。

「このままではダメだ」と僕は思った。

僕は自由に生きたいのに、なぜサラリーマンで管理職なんかやっているんだろう。

僕は自分を表現して生きたいのに、なぜ社員の勤怠管理や営業の数字の計算なんかをしているんだろう。

僕は自分らしく生きるための努力を1日に1秒もせず、「自分らしく生きられない」と嘆いているだけだ。

仕事に追われて酒を飲んでテレビを観て、同じような毎日を漫然と垂れ流して人生を浪費しているだけだ。

105kgの肥満体で僕は医者からも「いつ致命的な病気(糖尿病、肝硬変、心筋梗塞など)になってもおかしくない状況」と言われていた。

不本意な人生だと嘆いている間に、僕の人生はもう最終コーナーに来てしまっているかもしれないのだ。

 

 

その事実を目の前にしたとき、僕の中から猛烈な怒りの感情が湧いてきた。

誰か他人に対する怒りではない。

だらしない、臆病な自分に、何もできないと嘆くばかりの自分に対する怒りだ。

そして、もうやめよう、と思った。

なにを?

「できない」ことを前提条件として、言い訳を続けることを。

僕は「自分は思うように生きられない運命のもとに生まれた」と自分で最初から前提条件として言い訳をしていた。

「思うように生きられない人間だから、チャレンジしないのだ。やっても失敗するから」と。

それを繰り返し続けた僕は、本当に「思うように生きられない人間」として生き続けてしまっていた。

そんな人生を、本気でやめようと思ったのだ。

 

 

でも、どうすれば止められる?

ぜんぜん分からない。

どうしたら自分の人生を獲得できるのか。

自分らしい生き方に人生を変えられるのか。

まったく分からなかった。

 

 

でも、たった一つだけハッキリ分かっていたことがあった。

「このままではダメだ」ということだ。

何かを変えなければ人生は変わらない。

行動を変えることでしか人生は変わらない。

それだけは分かっていた。

 

 

そして僕がその最初の行動に選んだのが、「ブログ」だった。

そう、このブログNo Second Lifeを始めることだ。

僕は自己表現がしたい。自分の作品を作りたい。そしてそれをたくさんの人に見てもらいたい。

僕はその場所として、ブログを選んだ。

ブログなら、誰も僕が記事を書くことを止めることはできない。

アマチュアの、文章なんかほとんど書いたことがない僕でも、自由に書きたいことを書きまくることができる。

ブログなら、国境も距離も時間帯も越えて、世界に向けて発信することができる。

 

 

ブログでお金が稼げるかどうかなんて考えもしなかった。

ブログで独立できるなんて、イメージすらできなかった。

ただ、勝間和代さんや小飼弾さんなど、ブログを起爆剤として人生を大きく切り開いた人が存在することは知っていた。

「僕もブログで自分の人生を劇的に変えたい!」

その想いだけが僕をドライブするエネルギーだった。

 

 

どう変わるのかなんてまったく分からなかった。

でもとにかく書いて書いて書きまくることで、何かが変わるだろう。

そんな確信だけがあった。

 

 

ブログを書くことが僕に与えてくれた変化は数え切れない。

でも、その中で一番最初に与えてくれた大きな変化は、以下のことだ。

 

「1日24時間の中に、時間を忘れてのめり込んで打ち込める、最高に楽しいことをする時間ができたこと」

 

始めたばかりのブログ、PVは1日20とか30くらいしかない。

月間でも500とか600PVにしかならない。

アフィリエイトのリンクの張り方すら知らなかったので、収入は当然ゼロだ。

でも、そんなことはまったく関係なかった。

毎日の生活の中に、「自分だけの城」ができ、そこに何でも好きなことが書け、そこに人が読みに来てくれることが嬉しくてしょうがなかった。

30人だった読者が50人になることが、しびれるくらい嬉しかった。

どうしたらそれを100人にできるだろう、と考えているだけで、興奮して眠れないほどだった。

 

 

ブログを始める前、僕の24時間には、「生活のためにする仕事」の時間と「次の仕事のために休んでいる」時間と、「不甲斐ない自分を忘れるために暴飲暴食している」時間しかなかった。

そんな灰色の日々の中に、本当の自分を表現できる時間がたった1時間生まれただけで、僕の人生は灰色から、ちょっとだけ変化した。

 

 

そして僕は徐々に気づきはじめた。

 

「自分らしい人生とは、この最高に楽しい時間の比率をどんどん上げていくチャレンジなんだ!」と。

 

仕事の合間に1時間確保するのが精いっぱいのブログの時間。

こんな楽しい気持ちになれる時間を、どうしたら1日2時間に、いや4時間にできるだろう。

どうしたら、「生活のために我慢している時間」をいまの12時間から半分の6時間に減らせるだろう。

これこそが、僕のするべきチャレンジなのだと。

 

 

そこから、僕の大きなチャレンジが始まった。

「やりたいことの比率を上げる」「やりたくないことの比率を下げる」チャレンジは、日々実践していてすごく楽しいし、やりがいもあった。

もちろん大変なこともたくさんあった。

勇気が必要な場面も数知れずあった。

そして当然、お金のことも併せて考えなければならなかった。

夢だけでは食えないので、ブログに広告を設置しマネタイズの方策をどんどん実施していった。

「この山を越えれば、今までよりももっと自由になれる」「ここできっちり社長に説明すれば、退職が決定して独立が確定する」

一つ一つの山を越えるたびに、ちょっとずつ僕の中で「やりたいこと」をやっている比率が上がり、「やりたくないこと」をやっている比率が下がっていった。

そして、お金の問題は、やるべきことをやったうえで「なんとかなる」と開き直るしかなかった。

独立したらどうなるかは、独立してみない限り絶対に分からないのだから。

 

 

そして、ブログを開設して5年半ちょっとが経った。

ブログ開設2年4ヶ月で会社を円満退職した僕は、毎日ブログを書き、5冊の本を出版し、自分の会社を設立し、そして大学で英語でブログと情報発信を教え、iPhoneアプリの開発にもかかわって生活している。

「やりたいこと」と「やりたくないこと」の比率はいつの間にか逆転し、いまでは自分がやりたくないことの比率は圧倒的に低くなった。

そしてお金に関しても、サラリーマン時代の収入を大きく上回ることがことができた。

 

 

もちろん人生はバラ色ではない。

自分でビジネスをやるということは、自分で責任を負うということだ。

大変なこともあるし、上手くいかないことも出てくる。

しかし、そういうこともひっくるめて、自分の人生なのだ、と、今は自信を持って言える。

自分自身が選んだことをやっているのだから、上手く行っても上手く行かなくても、原則は楽しいのだ。

 

 

「人生はすべてプロセスである。そしてプロセスはすべて正しい」

僕はこの言葉が大好きだ。

38歳まで自分の人生を生きられないと思い込んでいたというのも、僕の人生のプロセス。

その人生を生きていたからこそ、その後の6年間で爆発的なエネルギーを発して、皆さんに情報発信ができたのだと思う。

そして、その人生を生きていたからこそ、まだ自分らしい「やりたいこと」時間が、24時間のうち1分も持てていない人の気持ちも痛いほど分かる。

だからこそ、24時間のうちに、5分でも10分でもいいから、自分が本当に心の底からワクワクすることをする時間を持って欲しいと思う。

0を1にすることが、一番エネルギーを使うことなのだ。

臆病でダメダメな僕は、「ブログを始めよう!」と、実は2000年ごろから企んでいた。

それなのにブログを始めたのは2008年12月だ。

8年もの間、最初の一歩が踏み出せなかったのだ。

何という憶病者だろう!!

 

 

僕が言いたいのは、「ブログを書きなさい」でも「独立してフリーになるのが偉い」でも「サラリーマンはダメ」でもない。

人の人生は人それぞれ。僕はたまたまミュージシャンの子供として生まれ育ったこともあって、自分の名前で仕事をするのが性に合っただけ。

警察官が天職の人もいれば、エンジニアが最高の仕事と感じる人もいる。どんな人生が最高かを他人が決めるなんて愚かなことだ。

みんな自分の生きたいように生きればいい。

 

 

自分の人生が不本意で、人生を劇的に変えたいなら、まずは自分の日々の生活をちょっとだけ変えてみてはどうだろうか。

やりたいこと、こころからワクワクすることを実行する時間を、今すぐできる範囲で持つのだ。

5分しか取れない人は5分でいい。1時間確保できる人は1時間。

「儲かるか」とか「これで独立できるか」とかは、考える必要はない。

とにかく「楽しい」「やってて時間を忘れる」「いくらでも続けられる」ことをやろう。

 

 

やりたいことをやっていると、全身の細胞の一つ一つが喜ぶのが分かるだろう。

「その時間を増やしたい!」と、潜在意識も含めて全身の細胞が願うのだ。

 

全細胞が望む願いを叶えるのは、実はわりと簡単だ

 

なぜなら、自分で思う以上に、あなたは「本気」で取り組んでいるからだ。

自分では「楽しくて時間を忘れている」だけのことが、他の人から見たら「猛烈な努力」に見えるのだ。

そうなってしまえば、人生は「変える」のではなく、「変わっていく」段階に入る。

 

 

嘘だと思う人は信じなくていい。

僕だって10年前にこの文章を読んだら、「上手く行ったヤツが自分の成功体験をひけらかしてムカつく」と思ったかもしれない。

でも、これは僕の個人的な体験であるとともに、人生を劇的に変えるための成功法則でもあるのだ。

僕は自分の人生が大きく変わったことを契機に、たくさんの新しい友人を得た。

友人の多くは、自分の人生を謳歌し楽しんでいるすばらしい人たちだ。

彼らの中には、僕と同じように、不本意だった人生を劇的に変えてきた人たちも多い。

そして彼らも僕と同じような体験をしてきているのだ。

多くの成功者の人たちが輝いているのは、成功したからではない。

やりたいこと、楽しいことをやって生きているから、輝いているのだ。

そして輝いているからこそ、成功していくのだ。

まさに「プラスのスパイラル」なのだ。

 

 

だから、もし僕が書いたことをちょっとでも信じてみたくなったなら、とにかく「行動」を始めて欲しい。

やりたいことをやろう。5分でも10分でも。

やってみて辛かったり楽しくないことは、心の底からやりたいことではないかもしれない。

本当にやりたいことは、いくらでも続けられるものだ。時間を忘れて。

実際やってみてしか「本当に好きかどうか」すら分からないのだ。

だから、とにかくやってみて欲しい。

1日5分の「楽しい」行動が、あなたの人生を劇的に変える起爆剤になる。

僕はそう信じている。

 

 

 

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