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  イエローキャノピー製作日記    
     
  川西 局地戦闘機 紫電改          ハセガワ 1/48

ヴォート F4U-1D コルセア        タミヤ 1/72

米海軍航空母艦 ハンコック       ハセガワ 1/700
 
     
     
     
   友人ナカヤマさんからいただいたハンカチーフです。 四国松山のみやげで優しいこころ遣かいが伝わってきます。 はじめて紫電改を目にしたのは母がつれてってくれた映画「太平洋の翼」を観たときです。零戦から比べると大きくて無骨な姿が印象的でした。対する米軍戦闘機はちょっと気になる F4Uコルセアです。個性のぶつかり合いになりそうですね。少年ごころを知るナカヤマさんと母に感謝の敬礼!   2012.6.19  
     
     


       2012/6/19 製作開始

五式戦闘機以来、二年ぶりのハセガワで何故かウキウキ気分。ひょっとしてハセガワ・ファンなのかなぁ?
キットを覗いてみると やはり紫電改はデカイ、太い、迫力満点です。垂直尾翼の大きい前期型は更にいい。4翅ペラは力強く、ようやく米軍戦闘機のお相手ができるって感じですね。

マーキングはあの有名な松山基地第343海軍航空隊菅野大尉乗機です。箱絵のようになります。 
       
      逆ガル翼のF4Uコルセアは非常に個性的で駿麗なフォルムが魅力です。 中学生時代、友人から見せてもらった紺色Uコン・スケール機の衝撃は今もハッキリと覚えています。

さっそく艦載機仕様であるF4U‐1Dを求めて模型店を巡り歩いたのですが案の定どこにもありません。しかたなくタミヤ通販での購入となり、割高な買い物になりましたがキットの中身は最高の出来映えで満足しています。

マーキングは最もシンプルな空母ベニントン艦載機に決まりです。

昭和20年3月19日、松山上空での壮絶な航空戦が脳裏を かすめます。
       
    コルセアのコクピットが完成しました。シンプルですが大まかな構造がよく分かります。シートが高くなったせいか いやに操縦桿が長いですね。舵の操作を軽くするための工夫かもしれません。

塗装はRLM82ライトグリーンにイエローを少し調合しましたがグラマンとほとんど変化なし。
       
     6/23

紫電改のコクピットが完成しました。ただ色を塗っただけですけど。程よくまとめた密度感がハセガワらしいですね。好感が持てます。

零戦と隼の機内色を指定通り半々で調合しました。中々いい色です。

計器盤は精密にモールドされています。デカールが2種類セットされているので大変に助かりました。実は…ナイショですけど部分的に失敗したのです?
デカールは計器盤の凹凸に合わせ適当なブロックにカットして貼り付けました。モールドにうまくフィットしてくれて… ひとあんしん!
 
       
   6/26

コルセアのキットはフラップが翼と一体成型になっています。撮影時のことを考慮して切り離しにチャレンジすることにしました。

・主翼上パーツの切断部にケガキ線を入れる。
・リューターで上面ぎりぎりまで削り込み。
・上面モールド凹部をデザインナイフで慎重にカット。

ちょっとイビツになったのでフラップ下パーツと合わせた時点で補修整形しましょう。
 
       
   6/30

フラップ下面をカットして上面と接着しました。
後縁エッジの角度は、主翼の面に現物合わせをしながら微調整しましたがイマイチといったところです。
  フラップダウン時は根元上面の曲面部がヌ~ッ とせり出してきますが、この部分をどうするか…思案の末いいものを見つけけました。フジミ零戦21型のランナーが半丸断面でピッタリです。少し加工するとご覧の通りうまく納まります。
  さっそく仮組してみました。まずまずの雰囲気ですね。
コルセア最大の難関をなんとか突破しました。 
     
   7/3

紫電改の自動空戦フラップを加工します。ダウン状態はスライドレールを取り付けるのみでOKです。
アップ状態では胴体寄りが干渉するためかフラップをカットするように指示されています。カットするとフラップの形状が変わるので面白くありません。やむなく翼と胴体を加工することにしました。 
  翼の一部をカットして、フィレットも整形加工しました。短冊プラ板0.14ミリ厚1.0ミリ幅をカットしてフィレットに取り付けます。
仮組みしてみました。これで塗装すれば なんとか見れるような気がします。 
       
   7/7

コクピットを取り付けました。コクピット両サイドはフロアには接着せずフリーのまま組み込んだ後、機体側面に押し広げながら接着固定しました。
キャノピーのレール部とラインが平行になるようプラ板を挿入して微調整しています。
胴体合わせ面もパテ盛りペーパー磨きで平滑にしました。
  翼端灯クリアパーツのランナーゲート切り離しに失敗!う~む。切り込みすぎて寸法が小さくなってしまいました。
部に0.14ミリ厚プラ板を接着して何とか面出しに成功! あ~っ、よかった…
  仮組みしてみました。にわかに紫電改の形が現われてきました。フィレットが大きくて、イカツい風貌がなんともいいですね。 
       
   7/11

コルセアの胴体と主翼を貼り合わせました。合いの精度がよくストレスを感じません。合わせ目のパテ盛り研磨も終了です。.
    垂直尾翼は前縁が0.5ミリほど左へオフセットされています。また右面の膨らみが少し大きいようです。
72とはいえ、その精密さには脱帽。制作にも気合が入ります。
 
     
   7/13

P&W-R2800エンジンが完成。さすがにタミヤは精密です。

・細く伸ばしたランナーをプラグコードに見立て先端にカッパーを塗布。プラグキャップのつもりです。
・シリンダーにセミグロスブラックとその上から8番銀を極薄く吹き付け。
・ギヤケースにグラマンの残っていたスカイグレー?を試し吹き…省資源! 少しブルーが強いか。まぁまぁいい雰囲気なのでこのまま行きます。 
・ロッカーカバーと補器装置に銀でドライブラシ。
・エナメルのフラットブラックでスミ入れ。

プロペラシャフトをロングにするため、芯はドリルで貫通させています。
   
       
   7/16

コルセアのプロペラを製作します。

・ペラ先端のイエロー境界凸ラインをペーパーで磨り落とし&アウトライン整形。
・ペラ先端にイエローを吹き付けてマスキング。
・全体にセミグロスブラック吹き付け。
・ペラとスピンナーをマスキング。
・ボス部にシルバーとブラックを調色した塗料を吹き付け。
・伸ばしランナーで延長シャフトを製作。10本目でようやく決まりました。テーパー部分を使用します。 
     
   7/18

プロペラシャフト後の軸受けを工作しました。
プラ板をカットしピンバイスにて1.6ミリの穴を開けた後、胴体内側にセンターを合わせながら接着しました。

  
  延長シャフトを接着しました。半乾きの状態で胴体軸受けに差し込み芯出しをします。軸に対してプロペラ回転面が直角になるよう微調整します。

前後軸受けのスパンは22ミリとなり振れを押さえ込むことができました。
  軸受けに鉛筆粉を擦り込んで いよいよ試運転です。風を送ると勢いよくビューン! ブレもなく、ガタもなく軽快に回転します。完璧!すこしづつ風を強くしていくと際限なく回転が上がっていく感じです。超高回転ではケータイのバイブレーターみたいな一次振動が出てきました。重量アンバランスがあるみたいですね。
そんなこんなで、まぁ なんと一時間もプロペラを回して遊んでいました…吾れながら呆れてしまいます。
       
   7/21

「誉」発動機を製作しました。 日本が誇る18気筒2000馬力エンジン、その威容は堂々たるものです。後部が省略されていますが前面のモールドやディストリビューターとコードリングなどの立体感は素晴らしいの一言に尽きます。
一応、前気筒の前側のみプラグコードを取り付けました。いつもの100V電線です。取り廻しはこれでいいのかなぁ?実機写真ではコードが引き抜かれているのでよく分かりません。勝手な想像です。

・シリンダーにセミグロスブラックと銀を吹き付け
・シリンダーヘッドにプラグ穴0.4ミリの穴開け
・電線を挿入して裏面をエポキシで固定
・プラグキャップの部分は金属プライマーと銀を塗布
・ギヤボックスを取り付けて電線をコードリングにエポキシで固定

ギヤボックスが左右貼り合わせのためか、シャフト穴はイビツな楕円になっています。やむなく大きな穴に整形加工しました。新たに軸受けを取り付けます。
ロングシャフトにするため芯は貫通させています。

  
   
       
   7/24

ハセガワにもペラ先端のイエロー境界凸ラインがあります。両機とも2000年にリリースされているようですがこの時代の傾向性なのでしょうか?コルセア同様、ペーパーで磨り落としました。
コーションラベルは先端のイエローとは異なりクリーム色の感じです。銀とイエローを薄く吹き付けました。色吹きの順番はイエローとダークブラウンを逆にするとマスキングが簡単になりそうですが…。
       
   7/27

前後軸受けの製作をします。ギヤボックス先端へ0.3ミリ厚プラ板に2.0ミリの穴を開け取り付けました。
カウリングフラップのマウントには1.2ミリ厚プラ板に1.8ミリの穴を開け取り付け完了です。マウント中央部がすこし出っ張っているので上下を二枚重ねにして浮かさせています。

伸ばしランナーで延長プロペラシャフトを製作し接着しました。

仮組みしてみました。干渉もなく うまく納まったようです。 軸受けスパンは22ミリとなりシャフトをしっかりサポートしています。
さっそく風を送ってみました。コルセアに負けじとビュンビュン回ってくれて頼もしいかぎりです。超高速回転でも振動は出ません。さすがにペラは精密です。

今頃になって気付いたのですがペラ先端のイエローは前面のみペイントされているみたいですね。零戦はミスっていました。思い込みは禁物です。
 
       
   7/31

主翼と胴体を接着しました。紫電改は主翼がひわっているのか一気にいきません。後、前、フィレットを順次、接着乾燥しながら固定しました。最終的な合いはバッチリです。 
水平尾翼はいつもの通り最後に取り付けます。
  コルセアのマスキングをしました。厄介ですが手を抜く訳にはいきません。
ストレス発散のためオリンピックを見ていると、かえってストレスが溜まってしまいました。 「 がんばれ・ニッポン!」
       
   8/3

機体の塗装をします。下地に8番銀を極薄く吹き付けました。
今回の銀はクリヤーを少し多めに加えています。これまでも何ら問題はなかったのですが…いろいろとテストをやっています。本番で試すなんて、よく考えてみると怖いものです。 
  銀が充分乾燥したところでネービーブルーをパネルラインなどに沿って強弱を付けながら吹き付けました。全面一色なので上下面のマスキング作業もなくスピーディーに楽しみながら吹き付けができていいですね。
塗料はネービーブルー14番にブルーを少量加えています。潮風で退色した雰囲気にしたつもりです。写真にすると見た目より銀がかなり浮き出て見えます。
     
   8/6

紫電改の主翼と胴体合わせ面を整形しました。
のラインは実機にもあるようなのでそのまま残しました。しかし位置的には単なる金型製作上の分割ラインなのかもしれません。一応ペーパーで擦って面合わせをしました。 
の部分はパテ盛り研磨で消しこみました。

■ 原爆犠牲者、戦没者の霊に対し黙禱。
     
  訂正と おわび。当製作日記初日の内容で誤りの内容がありました。ゲストの方々および㈱タミヤ様にお詫びいたします。
コルセア計器盤のデカールがセットされていないと記述していましたがデカール
にもインストにもちゃんと印刷されています。これから製作される方はどうかご安心ください。 
       
   8/10

キャノピー後の小さなガラス窓をセロテープでマスキングしました。

イエローの帯を塗装します。下地に8番銀を薄く吹き付け、黒で調色した黄橙58番を充分に吹き付けました。汚れでくすんだいい色感になったような気がします。
胴体右側面の目くらプレートはカッターで削り落とす指示になっていますが とてもそんなことはできません。ボコボコになってしまうのは必至なのでそのまま行きます。
  実機の画像を見るかぎり帯は平行ではなく上部の隙間が狭くなっている感じです。幅も不揃ろいで海軍機らしからぬ乱雑な塗装が施されています。
また日の丸に帯の一部が覆い被さっているのでダミーの日の丸を貼り付けてガイドテープの位置決めをしました。

ようやくマスキング終了です。思い通りのラインになりませんが暑いのでこれでおしまいにしましょう…? 
       
   8/13

胴体日の丸の白縁塗装をしました。キャラホワイトにブラックを少量加えてトーンを落としています。

主翼にキャラレッドを吹き付けてマスキング終了。でかい機体の割には小さくて可愛い日の丸です。紫電改らしくていいですね。
 
  赤色部分に隠ぺい用の明灰白色を薄く吹き付けたのち全面に銀塗装をしました。上面は極薄く、下面はしっかりと吹き付けています。 

帯のマスキングテープに変な応力が働いているみたいでカーブしているところが浮き上がってきます。スリットを入れたり補強テープを貼ったり、まぁ 大変です。
     
   8/16

機体のマスキングをしました。テールの部分が複雑なので神経を使います。細かいところはマスキングテープで補修しながら塗り分けラインの形決めをしました。
  基本塗装終了です。塗料は124番暗緑色にブラックを1割とブルーを2割加えましたが思ったほど青くなりません。ツヤもありすぎなので青パステルで微調整の必要がありそうです。
日の丸白縁はブラックでトーンを落としたつもりが真っ白ですね。最後の汚し作業で調整しましょう。

つぎは紫電改最大の難関、胴体日の丸のナンバー15ですが如何にして塗装するか悶々と思案しているところです。
     
     8/19

胴体日の丸の番号をマスキングします。丸い部分はサークルポンチで切り出しました。5ミリ、3ミリを使用したので幅1ミリになります。少し細そすぎですが仕方ありません。
直線部分は幅1.2ミリを切り出して使用しています。
    白縁のマスキングテープと上端決めのガイドテープ1.5ミリ二本を貼り付けました。数字がすこし小さいのと幅の不揃ろいが気になりますがここは妥協あるのみ…?

よく見ると白縁マスキングテープが前方にずれていますね。貼り直しましょう。暑いせいかミスと妥協の連続!
       
   8/22

ブルーやグリーンのパステル粉を指でこすり付けて色調およびツヤを微調整しました。ほんのりと青っぽくなった気がします。



わくわくドキドキでマスキングテープを剥がしてみました。ウォ~! 良いとも悪いとも言えないビミョ~な出来具合です。でもこの雰囲気、まさしく紫電改。いいですね。

イエローの帯はくすんだダーク調になり すごく気にいっています。アウトラインもほぼ実機のイメージになりました。

ナンバー15は部分的にタッチペンで修正。少しイビツになったけど…まぁ このくらいでヨシとしましょう。

ホワイトの部分はエナメルブラックでトーンを落としましたが まだまだ白っぽい感じ。 最後の汚しで調整します。
 
     
   8/25

コルセアの国籍標識の塗装をします。コピーしたデカールの上にマスキングテープを二重に貼り付けてサークルカッター等で切り出しました。
位置決めをした内側のガイド用マスキングテープに合わせて外側のマスキングテープを貼り付けました。決まったところでガイドテープは剥ぎ取ります。
  実機写真で見る空母ベニントンVMF112-1号機の主翼上面国籍標識は、まともな形をしていません。表皮パーツを取り換えたのか米軍機にしては珍しく塗装が剥げ落ちたようになっています。
72とはいえ ここは何としても忠実に再現したいですね。実機の画像では紺色の部分がハッキリしないので見当でマスキングしました。 
  ブルーとブラックを調色して吹き付け完了です。いい感じになりました。
       
   8/29

コルセア二番目の難関、星マークをマスキングします。今回は以前P47サンダーボルトでやった周りから囲い込む方法でチャレンジ。紺色部分と同様に内側の星形ガイド用テープで位置決めをしました。
袖の紺色部分は1.0ミリのマスキングテープでガイドおよび縁取りをしています。
主翼上面、袖部分の色剥がれは実機写真を見ながらパネルラインなどに合わせてマスキングしました。
  胴体の星は小さくて大変です。 グラマンでは星の形状が不正確だったので気合を入れてやったつもりですが思い通りにいきません。カットがうまくいかず三度も失敗してようやく貼り終えました。 これ以上やっていると精神衛生上よくないので、この辺でおしまいにしましょう。
袖の紺色部分は0.7ミリのマスキングテープで縁取りしています。すこし細い気もしますが。さて、完成はどうなるやら…?
     
   8/31

ホワイト部分を塗装しました。う~ん、ちょっと塗装剥がれの不自然なところもあるけどほぼイメージ通りになりました。
塗料はキャラホワイトに少量ブラックを加えてトーンを落としました。ムラをつくりながら薄めに吹き付けたつもりが写真に撮るとノッペリですね。でも今回の星がもっともキレイな形になりホットしています。
この最近、少し演算速度が落ちてきましたが それでもまだまだ学習モードは機能しているようで…安心しました。
     
   9/4

隊の矢印マークと号機ナンバーを塗装します。型取りを容易にするためデカールを黒地の写真プリントに貼り付けてコピーしました。
マスキングテープを二重に貼り付けてこれまれと同じ要領で切り出します。 
  カットして くり抜いたマスキングテープを貼り付けました。 
    ホワイトを吹き付けました。まずまずといったところです。号機ナンバーの「1」は簡素でいいですね。カットするのにストレスを感じません。
それにしても垂直尾翼の矢印が進行方向でなく上を向いているのは面白いですね。これってそもそも矢印なのかなぁ? でも見慣れるとカッコよく見えてくるから不思議です。
これで紫電改、コルセアともに機体の基本塗装が終了。事のほかスムーズに進んだようです。 この調子で 「こ~はんにつづく…」
       
   9/6

ミスっていたメーター盤のデカールを貼り付けました。ブラックを筆塗りするのにコクピット周辺は一応、マスキングをしましたが後手にまわった作業は必要以上に神経を使います。
マークセッターを多めに塗布してようやく位置決めOKです。リアルになって一安心。
     
   9/9

コルセア、フライトバージョンの製作をします。メインギアのカバーは精度が良くアーム部を少し削るだけで建て付けOKです。
写真のカバー右は削り込んだ状態です。
     ギア格納庫とカバーの内側に両面テープを貼り付けました。
プラスチックパテを丸めてスペーサーにします。カバーを押さえつけて面合わせをしながら取り付けました。
T型カバーの先端に小さな隙間ができますが下面でほとんど目立たないのでこのまま行きます。
       
   9/12

テールギアと着艦フックおよびカバーを取り付けます。テールギアは たぶん作ることはないと思われるアライ48一式戦闘機隼から拝借しました。タイヤの大きさは ほぼ同じですがホイールのモールドが無いので鏡餅をペシャンコにした感じです。愛嬌があっていいですね。
カバーは邪魔になる取り付け用ステーを切り取りました。あとで開状態にするときはプラ板を接着します。
ギアのアームは片持ち式になっていないのが かえって好都合でした。着艦フックはグラマンの「お下がり」です。
格納庫内側は両面テープを貼り付けてメインギアと同じ要領で取り付けます。 
    取り付け完了です。う~ん、隼のタイヤ、けっこう存在感ありますね。
カバーの合いがイマイチで削ったり曲げたりちょっと苦労しました。よく見ると色が剥げ落ちたりなんかして…でも、かえってリアルな感じになりました。ヘタな小細工はよして このまま行きます。
     
   9/13

突如、艦船模型の登場です。先日、模型店を散策していると手ごろな値段のハセガワ製米空母が眼に留まりました。中身を覗いてみると中々いいキットだったので さっそくゲット。実は、かねてより特撮で使う背景用の空母を探していたのです。
このハンコック、ベニントンと同じエセックス級で、その中でも長船体型と呼ばれるもの。ベニントンとは艦首艦尾が少し異なっていて四連高射砲が二基に増改装されているようです。しかし雰囲気的には充分です。

艦船模型は初めての ど素人。製作要領もまったく分かりません。ただいまコーヒーを飲みながら製作工程をシミュレーションしているところです。そんな穏やかな時間っていいですね。 
     
   9/16

紫電改、フライトバージョンの製作をします。
中央寄りのカバーは開仕様になっているので全く形状が異なっています。写真右のように不要部分を切り取って整形しました。 
  支柱部分のカバーは分厚いので浮いた状態になります。とても整形する訳にはいきません。0.3ミリ厚のプラ板から切り出しました。
早々、仮組みしてみました。まずまずです。翼にモールドされている段差にほどよく納まりました。一部、隙間があるみたいですが このまま行きます。
この最近、下面とは言いながら「このまま行きます」が多いですね…妥協の連続! 
まぁ、趣味の世界ですから気楽に楽しみましょう。 と、ひとりで納得。
     
   9/19

銀一色の下面を眺めていると のっぺらぼうで何か淋しくなってきます。ちょっとアクセントを付けることにしました。
インストの写真を参考に燃料タンクなどのパネルを暗くします。それとエルロンの羽布にも着色をして質感を変えます。
  塗装完了です。タンクのパネルは銀とブラックで調色し吹き付けましたが、もう少し暗くてもよかったかな。正立にすると黒っぽく見えます。
エルロンとエレベーターは隼の機内色と明灰白色で調色。中々いい感じになりました。 
     
   9/21

紫電改にも主翼の赤ラインがあるようです。あるものは塗装しましょう。零戦ではちょっと太すぎたので0.2ミリの隙間でマスキングしました。もちろん目見当です。
縦線はナシ、横線のみで行きます。雰囲気でチラッと見えればOKです。 
  ウォ~! 細くてなかなかグッドな雰囲気。今までの失敗もムダにはなっていません。ブキッチョでもだんだんと要領をつかんでくるものですね。
ちなみに塗装は明灰白色とキャラレッドの二層吹き付けです。
     
   9/23

作業工程が前後しましたがメインギアカバーを取り付けました。要領はコルセアと同じです。支柱部分のプラ板で製作したカバーは分離ラインにスジ彫りを施しました。
全体に隙間がちょっと気になりますが面はうまく合っているようです。正立にして眺めると違和感はありません。よかったぁ…と、安堵の一瞬。
     
   9/26

テールギアを製作します。適当な大きさのタイヤがないのでハセガワ72雷電のプロペラシャフトをお借りしました。つばの部分を活用します。
すこし外径が大きいようなのでペーパーで気持ちほど削りました。機体にほとんど格納されタイヤがチラッと見えるだけなので、これでヨシとしましょう。
伸ばしランナーを接着しダークグレーを筆塗りして完成です。
     取り付け完了。思ったよりいい雰囲気です。存在感を持たせるため、ちょっと出っぱった感じにセッティングしました。格納装置が不調という設定です。
胴体内側に両面テープでくっ付けているだけなので、外れなければいいけど…空撮が終わるまでガンバってください。
       
   9/29

空母ハンコックの製作に取り掛かります。艦橋と船体の大まかなパーツを組み終えたので仮組みしてみました。
大海に浮かぶ空母は「宇宙に浮かぶ母なる地球」って雰囲気を感じます。いいですね。
     
   10/2

コルセアの増槽を組み立てました。日本機にはないユニークなフォルムです。ヒレを付けるとマグロにそっくり。自然界のカタチは環境に適応して効率的になっているといわれますが、やはり突き詰めるとこんなカタチになるんですね。
  フラップも一緒に塗装しました。すこしづつ吹き付けて機体の濃さに合わせました。
    フラップを仮組みしました。うまく色あいが合あったようです。左はアップ、右はダウン状態です。
でもちょっと詰めが甘いなぁ。72ではこのくらいが限度か…?
 うむ。
     
   10/5

翼端灯、号機№、各種ラインを塗装します。カウリングとメインギアカバーの号機№は0.4ミリ、胴体ステップ?と胴体下面の縦ラインは0.2ミリの間隙でマスキングしました。


  号機№と各種ラインはキャラホワイト、翼端灯はシルバーとクリアブルー(レッド)を吹き付けました。いずれも思い通りの出来具合です。
       
   10/8

主翼のウォークウェイを塗装しました。なにか引き締まった感じでいいですね。これって単なる滑り止めでしょうか…よく分かりません。
セミグロスブラックを薄く吹き付けたつもりがちょっと濃いというかキレイすぎ。あとで汚しましょう。
     
     主翼下面の三色灯を塗装します。エナメルの赤、青、黄を赤、緑、橙に調色して筆塗りしました。
乾燥後、どろっとした濃いめの光沢クリアでコーティングしました。キラッと光るガラスレンズの質感がうまく出たようです。翼端灯もコーティングしてみようかな…。
主翼上面にも同じようなモールドが ひとつあるのですが、インストには色指定されていません。機体色のまま無塗装でいきます。
       
   10/11

主翼下面ランプをエナメルのクロ-ムシルバーで筆塗りしました。
写真右はクリアレンズを組み込んでいます。球面反射板のモールドやクリアレンズも精密で製作に気合が入ります。
米軍機の主翼パネルにはリブに沿ってヘコみのあるものが見受けられます。ユニークでカッコイイですね。気に入っています。
   10/13

紫電改のキャノピーを製作します。ランナーのゲートは今風に表からは見えない下面に設けられているので至って容易にキレイに整形できます。
さっそく仮組みしました。合いはバッチリです。第二キャノピーと第三キャノピーの重なり具合は絶妙です…文句なし。形状も透明度も極めて良好。
フレームがもうすこし細ければもっとよかったけど。スジボリを彫り直せば済むことですがそんな巧みな技は持ち合わせていないのでこのままいきます。
  開状態にしてみました。ほとんど干渉もなくスムーズにスライドします。なんの手直しもなく開閉できるなんて始めてです…夢のよう。
このスムーズさ、どうもその形状や構造的なものが関与してるようです。当時の設計者があとあとのモデラーのために考えぬいたカタチかもしれませんね。(そんなことはゼッタイにあるはずがナイ!)
     
   10/16

縦フレームを塗装します。黒、明灰白色、機体色の三層で吹き付けました。
第二キャノピーのサイドガラスは横に膨らんでいるためか上のフレームは中央で折れ曲がっています。マスキングが難しい。3次曲面のキャノピーは手ごわいですね。
スジボリが浅く不明瞭なので塗装の縁がシャープに見えません。うむ。手直しの必要あり。
 
       
   10/19

横フレームを塗装しました。第二、三キャノピーが完成です。第一キャノピーはあと三回おなじ工程を繰り返します。焦らずにのんびりといきましょう。
フレームの交差部は実機写真を見るかぎり丸ではなく角のようです。ガラスのシーリングが ほんの少し丸く見える気がしますが48スケールではまったく問題なし。このままでOK。零戦のようにタッチペンの必要はありません。モデラーにとっては実に ありがたい形状です。
     
   10/23

第一キャノピーの完成です。補修の連続でしたが なんとかカタチになりました。前面防弾ガラスは将棋の駒のような角型になっていてシャープにマスキングするのにチョッと苦労しました。でもこの直線ガラス、軍用機ぽくってシブイ…こいうの好きです。
  仮組みしました。色の濃さも機体とほぼ合ったようです。
紫電改のキャノピーは どっしりとして大型機らしい重厚な趣むきがいいですね。よく似合っています。
       
   10/26

自動空戦フラップを製作します。上面を機体色、下面とアームを8番銀で塗装しました。
途中、アームが行方不明になり大捜査網を張りめぐらしてのドタバタ劇を展開。執念の甲斐あって無事に保護することができました。よかったぁ。でもこういうのがいちばん疲れます。
  仮組みしました。アップ時のアームも用意されていますが無くても うまくフィットします。
右フラップはダウン状態です。主翼の一部となっているフラップが後方にせり出しながらダウンするメカニズムは米軍機並みですね。隙間から向こうがチラッと透けて見えるのが なんともカッコいい…シビレます。 
     
   10/29

日本機識別帯の塗装をします。実機の明瞭な写真がないのでインストを信頼してマスキングしました。
機関砲のフェアリング部は凹凸のあるせいかマスキングテープがつっ張ってキレイに密着しません。テープを浮かせハサミでスリットを入れて なじませました。すき間ができたのでマスキングテープを重ね貼りし一件落着! 基本マスキング終了です。


機体にビニール袋を被せて密封し黄橙色を根気強く吹き付けました。う~ん、なかなかグッドです。日本機らしくなりました。 
 
     
11/2
眺めていても考えていても始まらないので手を動かすことにしましょう。大戦後期は三色迷彩塗装が施されていたらしく、当初考えていた塗装パターンを変更することにしました。難しそうですがチャレンジあるのみ。ネット上でいろんな作例や画像があったので参考にしながら三日もかけてようやく左舷ダークグレー部分の基本マスキングが終了しました。ちなみにベースのグレーは吹き付け済みです。
 
11/5
ダークグレーを塗装しました。少しブルー系のイメージにするため零戦のカウリング色とグレーとブラックを調色して吹き付けました。機銃の一部を先に取り付けていたのでマスキング中に変形して大変です。途中から迷彩塗装に変更したのが痛手となりました。最後に手直ししましょう。 
 
   11/9

ホワイト部分のマスキング終了です。なんともすごい姿にククッと自分で笑っていれば世話はありません。延々とつづくマスキングにもっと効率のいい手順はないものかと思案しているうちに作業は終わっていました。でもいろいろ失敗を重ねるたびにノウハウは確実に蓄積されているようです。
 
ホワイトを塗装しました。なんとかそれなりに三色迷彩ができあがりました。見ればなんでもないパターンですがホントに苦労しました。凹凸のあるせいですね。塗料はスカイクロラ散香の下面に使ったガンダムホワイトを使用。すこし青っぽく くすんだ感じが気に入っています。吃水線は黒を吹き付けキリッと引き締まりました。
   11/12

艦橋の塗装をします。まず船体色グレー部分にマスキングしてホワイトを吹き付け、乾燥後ダークグレー部分の基本マスキングをしました。
未塗装の部分もようやくマスキング終了です。船体に負けないくらいに凹凸が立て込んでいて困難の極みです。目の玉がケイレンしそ~! 
       
11/14
艦橋の塗装が終わったので仮組みしました。苦労の甲斐あってほどよく決まりました。右舷の迷彩はなぜか二種類あったので単純なパターンにしました。これが正しいのか定かではありませんがカッコいいのでヨシとしましょう。でもこんな派手派手迷彩でウロウロしてたら かえって見つかってしまいそうな気がしないでもないけど…?
 
11/17
甲板の基本塗装をしました。勝手な想像と思い込みで吹き付け終了。中央部分は離着艦時のタイヤや排気の汚れを暗めに調色した塗料で表現してみました。塗料はその辺にある残りものを適当にミックスして使用しましたが思いの外いい色になり自己満足しています。
 
11/21 
ハルナンバー19を塗装しました。星マークの要領でマスキングし、ダークグレーを吹き付けました。 ホワイトラインのマスキングは思ったより大変です。細かく切ったマスキングテープをただ黙々と貼りつづけるしか手がありません。色はキャラホワイトにブラックを加えてグレー調の汚れた雰囲気にしました。が、写真に撮るとなぜか明るく浮き出て見えます。スミ入れ時に微調整しましょう。
 
11/26 
ネット上350スケールの作例では甲板外縁の上面まで迷彩色が回り込んで塗装されているようです。分かったからには700とはいえ無視する訳にもいきません…塗装することにしましょう。板張り部分をマスキングして艦艇色グレ-とホワイト、最後にダークグレーを吹き付けました。う~ん、ぐっと引き締まってシャープなフォルムになりました。いいですね。これでようやく船体の基本塗装終了です。 
 
   12/1

艦橋の上に付いているレーダーかアンテナでしょうか板状のパーツがセットされています。実物は餅を焼く網のような形状になっていますが、このままではちょっと淋しいのでディテールアップすることにしましょう。
洒落たエッチングパーツなどは とんとご縁がないので伸ばしランナーをコツコツと組み合わせて製作しました。向こう側が透けて見えるようになり格段に雰囲気がよくなった気がします。
  タワーには支えのバーを追加しました。煙突に干渉するのでちょっと不格好な取り付け方になりましたが無いよりはマシといったところでしょうか。 
     
   12/5

マストは作例を参考にしてダブルポールにディテールアップ。長くてカッコよくなりました。5インチ砲や40ミリ機銃も塗装、組み立て終了。さっそく完成した小物パーツを仮組みしました。餅焼き網も まずまずの出来映えです。
こうして見ると なかなか強そうですね。現に大戦後期には機銃も増強され小型真空管を内蔵した近接信管弾などとも相まって神風特攻機の突入をまったく許さず一隻の撃沈艦も出さなかったようですが…アメリカのハイテクノロジーには ただただ驚くばかり。
 
   12/9

右舷後部にカッターとクレーンを取り付けました。江田島と宮島を5度も往復した江田島青年の家カッター訓練を思い出し、ジッと手を見てしまいました。
甲板サイドの機銃も取り付けました。取り付け目印が凸のためキレイに整列させるのは至難です。この先大変です…うむ。
 
     
   12/17

アンテナタワーを製作します。実物は鉄骨のトラス構造だと思いますが四角い むく状のままでいきます。
フラットブラックを吹き付けホワイトでドライブラシをしていたのですがとてもお見せできるような物にならないのでやり直しです。思案の末ブラックの上から8番銀を薄く吹き付けました。この方がまだ見れる気がします。妥協あるのみ。
  離着艦時の横倒し状態に仮組みしました。光の加減で白っぽい感じですが気にしなければそれなりに見えます。艦船模型はアンテナ線やワイヤー類を張りめぐらすとカッコよくなりますよね。が、脇役です。もちろんやりません?
艦橋上の餅焼き網もついでに同じ要領で塗りかえました。落ちついた感じになりました。 
     
   12/20

約二ヶ月間、ほとんど艦船モデラーに成りきっていましたが空母ハンコックの基本塗装が終了したので本業の飛行機モデラーに戻りましょう。まずはコルセアのキャノピー塗装をします。
第二キャノピー上部の外面は三次曲面で内面が二次曲面になっているため分厚くレンズ状になっています。しかしプロポーションと透明度それに合いはとてもいいですね。厄介な曲線フレーム部を先に塗装しました。
       
   12/22

縦フレームを塗装しました。大失敗! 残り少なくなってきた機体色のビンを倒してしまいガックリ。最後の吹き付けまで足りるといいのですが…。
今年も残り少なくなってきましたが、気合を入れていきましょう。
     
   12/30

小物を製作しました。排気管はカッパー、射撃照準器はRLM66ブラックグレーをそれぞれ筆塗り、機関砲身は8番銀にセミグロスブラックを吹き付けて基本塗装終了です。

きょうが今年最後の更新になりそうです。この一年、拙なきマイHPをご覧くださった方 またメールを送ってくださった方々に感謝します。ありがとうございました。みなさん よい年をお迎えください。
 
     
   12/25

横フレームを塗装してキャノピー完成です。さっそく仮組みしました。
う~ん、カッコいい!バブルキャノピーは先進的で美しく しなやか、それでいてなお強そう。とはいえ日本機には似合いそうにありませんね…?

ちなみに塗装手順はいつもの要領。黒、灰、機体色の三層吹き付けです。
   
   1/5 2013

新春、おめでとうございます。みなさん良い お正月を迎えられたことでしょう。ちょっと肌を刺す寒さでしたが、かえって身が引き締まり気合が入りました。
今年の模型作りも例年と同じく のんびりモードでいきますので気の向いた時にでも ぜひお立ち寄りください。お待ちしております。

さて、アルコールも少し残っていますが指がうずうずしてきたので酔いどれプラモ作りといきましょうか…。今年初めての製作は紫電改の増槽です。
タンクは上下を貼り合わせて400、800、1000番ペーパーで順次研削し磨きも終了です。下塗りに光沢黒を厚めに吹き付けて磨きキズを消しました。
8番銀を薄く吹き付けて基本塗装の終了です。なんとなく深みが出たので満足。シルバー塗装はいろいろと試行錯誤を重ねながら研究のまっ最中です。
 
     
   1/12

スミ入れや汚しなどカタチにならない地味な作業が続きます。
コルセアのレリーフ状にモールドされている排気管にカッパーとシルバーを調色して筆塗りしました。奥まった部分はエナメル艶消黒でスミ入れ風に塗装しました。

先日、天体観測中に転んで左手首を打撲。痛くて模型製作が思うにまかせません。でも めげずにガンバってます。うむ、前途多難。
     
   1/16

またまた大失敗!空母ベニントン艦載機のスピンナーはイエローでした。注意力散漫、ったく も~ 困ったもんです。ひとりぶつぶつ…マスキング完了、黄橙を薄く吹き付け完了。
でも かえってオリーブドラブ風の渋いグッドな雰囲気になりました。失敗が功を奏したようです。

コーションラベルの貼り付け、エナメルブラウンでの汚しと半光沢クリアーによる質感調整も終了しました。
       
      風に たわむれるヨット

蛇足ですが、以前から興味のあったRCヨットを初めて見ました。セイルにいっぱい風を受けて音もなく水面を滑る姿はまるで白鳥のよう。風に向かって走るヨットはホントに不思議ですね。
年配の紳士の方がプロポを握らせてくれたので操舵してみましたがラダーはともかくセイルでまったく風をつかむ事ができませんでした。でも おもしろそう。
広島市近郊で興味のある方は休日、太田川放水路新庄橋西で見れるかもしれません。 
   
   1/20

汚し、スミ入れがほぼ終了。キャノピーやカウルフラップなどのエッジ部はクロ-ムで軽くドライブラシ。カウルフラップの肉厚部分は目立たないように艶消黒を筆塗りしています。
翼端灯は光沢クリアーでコーティング。キラッとうまく光ってくれました。小物を取り付けると ようやくフライトバージョンの完成です。ウェザリングは進行中ですが ひとまずこの辺で特撮といきたいですね。
     
   1/23

パイロット登場。 どこかで見たような渋いヤツ。そう、Ju87スツーカのパイロットです。ドイツ空軍航空衣のまま米軍戦闘機に乗り込むとは…大胆不敵!
指令があれば いつどこでも搭乗し飛ぶ、ハセガワ飛燕の熱きプロパイロットなのです。
       
   2/4

紫電改のスピンナーを製作しました。形状の関係でしょうか、2パーツ合体構成になっています。接着面と穴の部分をペーパーやヤスリで仕上げて銀と機体色の二層吹き付け完了。汚し完了。
ブレードホルダーがスピンナーからキラッとはみ出して見えるところがカッコいい。メカ・マニアには たまりません。
       
   2/7

翼端灯、尾灯を製作します。レンズを固定するのにランナーをV字にカットして治具代わりにしました。
ハンドルーターでレンズの角にミゾを付け、赤と青を筆塗りしました。これ、カラー電球のつもり。レンズ効果で縦長に見えるけど、まぁ こんなもんか…。
尾灯は無工作、そのままいきます。
       
   2/10

デカールを貼り付けます。クリアーコートの部分がうまく密着しません。浮いて光るところはナイフでカットして剥ぎ取りました。今回もやはり難産でした。
オッと水平尾翼下のコーションを忘れていました。インストには指示がなかったけどデカールはちゃんとあります。ほかに極小の文字もたくさんありますがボコボコになりそうなのでいつもの如く…貼りません?
       
   2/14

主翼上面の航法灯を塗装しました。右翼は青とスカイブルーを調合。ちょっと明るくなりすぎたか。表面はクリアーでコーティング。なんとか光ってくれました。クリアーはてんこ盛りにして勝手にバルジ風にしたけどホントーはまっ平らなんでしょうね?
汚しも進行中です。思い通りにいかなくて時間ばかりが過ぎていきます。
 
     
  カウルフラップの後端エッジ部はシルバーでドライブラシ。一見、シャープになりました。
排気管が付くとグッとパワフルになります。いいですね。 汚しは なおも続行中。 
       
   2/19

排気管を仕上げます。カッパーの上からエナメルのクロムでトーンを落としました。排気口は極細サインペンでタッチアップ。それっぽく見えるから不思議です。スミ入れも完了。 
     
   2/24

フラップアップ時にフィレットとの干渉を避けるため切り取っていた部分を製作しました。
1.0ミリ幅の短冊プラ板に機体色と汚れを施してフィレットに接着。フラップもピッタリ格納できました。7/3参照

それにしても まぁ飽きもせずにまだ汚しをやっているようですが、くれぐれもやり過ぎに御用心!
 
     
   3/1

水平尾翼を取り付けます。差込み部は左右が噛み合うホゾ構造になっていて容易に水平一直線に組み付けができます。
目に見えないところで凝っている…こいうの、なぜか感動します。 
    
水平尾翼が付きました。う~ん、カッコイイ!
   
     3/3

射撃照準器とヘッドレストが付いたので操縦席の記念撮影をしました。
ただ色を塗っただけで小学生のプラモデルみたいですが、すみません。 
     
   3/6

20ミリ機関砲々身とピトー管を取付けます。N1K2‐Jの51号機以降生産分は雷電などと同様、機関砲は3度上方に向けてセティングされているようです。この343‐15号機はどちらなんでしょう? この機体、「世界の傑作機」の作画では上向きに描いているように見えるのでこれに従うことにしました。
我が家には分度器などいうシャレたものは置いていないのでヘリ格納庫よりローターピッチゲージを引っ張り出して角度を確認してみました。
  ローターの迎角を3度にセッティングしました。こうやって見るとこの角度、思ったより大きいですね。砲身を実際に付けてみるとけっこう違和感があるので2度弱に接着固定しました。
ピトー管もつられて少し上を向いてしまったけど、まっ このままにしておきましょう。
  我が家の格納庫。60バロンSと30シャトルZXXが2機、計3機のヘリが駐機しています。格納庫と言うよりもヘリの墓場といった雰囲気ですが…うむ。
     
     3/10

搭乗員、管野直大尉登場。獲物を捉えたピューマのような鋭い眼光は殺気さえ感じさせます。まさしくパイロットの眼です。シビレます。
酸素マスクのエアーホースは伸ばしランナーで製作しました。モデルカステン社製。 
       
   4/3

大失敗、特撮セッティング中に手が滑ってあえなく墜落、大破! ピトー管はご覧のとおり二つに折損。しかたなくピンバイスで揉んで零戦のピトー管を取り付けました。
20ミリ機関砲は曲がったので修正して流し込み接着剤で補強…きわどいところで事なきを得ました。 ふぅ~!
     
   4/24

空母ハンコックの艦載機を製作します。翼の根元の出っぱりを整形するのに一苦労です。なんとも小さいので眼が追いつきません。

写真上、コルセアの主翼折りたたみは簡単ですがアベンジャーの主翼分断線は複雑で工作が大変です。のんびりこつこつと楽しみながらやっていきましょう。

写真下はグラマンとヘルダイバー。グラマン主翼の分断線は直線にしました。さほど違和感はないようです。
 
     
 
 
5/1

グラマンとコルセアに全面ネービーブルーを吹付けました。ちっちゃいけどキャノピーのマスキングはイッチョマエ。
同じ作業の繰りかえしが続きます。持久戦に突入です。
  コルセアが完成。うーん、なかなかのスケール感です。さすがハセガワ。キャノピーは8番銀を薄く吹き付けました。雰囲気的にはまずまず。
胴体の国籍標識デカールはスケールオーバーですがご愛嬌。
スピンナーはイエローを筆塗り…ワン・ポイントになりました。 
     
   5/5

グラマン完成。 いーですねえ! この主翼折りたたみ方式、米艦載機ならではのフォルム。アメリカ人って面白いところで凝ってます。
スピンナーの色はベニントン艦載機の場合、イエローでいいのかなぁ…テキトォ~?
 
     
   5/9

ヘルダイバー・キャノピ-の基本マスキング完了。
ちなみに上面は二色迷彩ですがネービーブルー単色で妥協。
  ちょっと ずんぐりキャノピーになったけどこのまま行きます。妥協の連続!
つぎは国籍標識のデカール貼りですがここにきて行き詰まりました。主翼を折りたたむと白い下面が上になり、そこへ紺色の枠がない白い星マークではサマになりません。紺色の枠をどう表現すればいいのか。ない知恵を絞り、ただ今…思案中。
     
   5/13

国籍標識の紺色の枠を付けます。塗料を爪楊枝の頭に付けてスタンプのフィーリングで2.0ミリ径の円形状に色を付けました。一発勝負です。塗料はエナメルのどろっとした濃い目がいいようです。乾きの遅いエナメルだと余裕をもって作業ができるのと失敗しても拭きとって何度でもやり直しができます。
乾燥後、P47サンダーボルトの不要デカールを0.7ミリ幅にカットして貼り付け袖部としました。最後に星デカールを貼って出来あがり。みごとに決まりました。うれしいですね。ホントに。 
 
 
ヘルダイバーの完成です。ふぅ~。 でも、かっこいい。疲れが吹っ飛びます。 
 
     
   5/18

ようやくアベンジャーが完成。苦労した主翼下面の国籍標識が内側になってほとんど見えません。残念。でもチラッと見えるのがいいのかもしれません?
これで20機全て完成。700の飛行機は小さくて悪戦苦闘の連続だったけど おおいに勉強になりました。ちょっと飛行甲板に駐機させてみたいですね。
     
   5/23

ハンコックの最終仕上げをしました。網状のアンテナの支柱を伸ばしランナーで延長。マストのステップに穴あけ加工して差込みタイプにしました。
サイドエレベーターは両面テープでダウン状態に固定。飛行甲板のエレベーターはハーフダウン状態にしています。
格納庫左舷のシャッターは部分的に開状態にモールドされているので黒いデカールをカットして貼り付。いい雰囲気になりました。
  網状アンテナは360度回転しながらしっかり取り付いています。
船体サイド壁の排水口やシャッターからタレた汚れをエナメルで描いたけど、う~ん ちょっとイマイチ。センスを疑うなぁ~。
 
     
5/26
空母ハンコックが完成したので記念撮影をしました。艦載機が並ぶと画竜点睛、命が宿ります。 壮観です。
 
   6/8

紫電改のグランドバージョンを製作します。 トルクアームは上下があります。わずかな構造の違いですが正確にモールドされていてモデル開発スタッフの気迫が伝わってきます。こういうのなぜかゾクゾクします。
ギアカバーの上から二段目と三段目は重なりますが分厚く見映えがイマイチ。フライトバージョンのカバーをカットして二段目に使用します。カバーの前縁内側は削り込んで薄くエッジを効かせました。カバー内側はコクピット色ではなく黒でした…塗りかえましょう。
タイヤ接地部は平らにモールドされているけどさらに削り込んで実機同様つぶれ方を大きくしました。
     
   6/12

ブレーキパイプを製作します。径0.45ミリのプラグコードの外皮にカッター目を入れて両サイドにずらし芯線を出してねじりました。金属パイプのつもり。外皮切口は銅色を塗布してコネクター金具としました。
黒のブレーキホースは実機写真を見るとバンドで固定されています。同様に芯線を利用して取り付け完了。ブレーキホース下部をトルクアーム背後に沿って這わせると完成です。いい雰囲気になりました。
脚本体は8番銀+黒を、オレオ緩衝装置スピンドルはメタリッククロムを塗布し磨いて差別化したけどほとんど差異なし。う~ん、妥協あるのみか…
 
     
   6/17

メイン、テールギアがほぼ完成しました。う~ん、メカニカルでなお美しい。トルクアームが零戦と違って横にセッティングされているので前方からよく見えます。モデラーにとっては魅力的な構造です。
カバーの前縁内側を薄く削ったので上一段目のモールドが消えました。細い伸ばしランナーを接着しています。一見何事もなかったかのように縦線が見えます。カバーの厚みも、重なり具合もまずまず。カバー裏面は真っ黒では面白くないので銀の上からジャーマングレーを薄く吹き付けました。
ブレーキパイプ・ホースはそこそこ見れるので一応ヨシにしておきましょう。
     
   6/22

搭乗用ステップとグリップを製作します。主翼には戦闘用フラップの関係か足踏みがありません。胴体やフィレットのステップから乗降するようです。L字形のステップはFw190のそれによく似てるなぁ…影響を受けているのは確か。
胴体中段のステップは伸ばしランナーをカンナ掛けして0.5ミリ角の棒状に仕上げました。グリップは形状が分からないので伸ばしランナーの丸棒でいきます。いずれも最後に取り付けます。
ふと気づいてみると製作開始から はや一年が過ぎていました。これ いつまで続くのか…天のみぞ知る?
     
   6/27

少年時代にミシン糸でアンテナ線を張った覚えがありますが、とんでもない結果になったのは言うまでもありません。性こりもなく二度目のチャレンジです。はたして上手くいくのか…?
線はV字形に二本あるうえ、エポキシでの固定には時間がかかります。線の寸法を決めてさらにピーンと張りながらその位置を保持するにはどうすればいいのか? いろいろ思案した末、治具代わりの厚紙を胴体の背にセッティングして実寸を取ることにしました。
まずは1.0号のテグスをアンテナ柱の上下にそれぞれエポキシで接着しました。
 
   
  厚紙にアンテナ柱を固定したのち二本のアンテナ線も実機通りに固定しました。途中、線が交差している部分にはスペーサー(厚紙片)を挿入して少し浮かせエポキシで接着します。エポキシが固まったのち交差部より後の不要な線はカットします。

テグスは友人の釣人オダさんから提供していただきました。持つべきものはやはり友です。ありがとうございました。
 
     
   6/30

アンテナ柱は前方へ引張った状態で胴体に接着しました。
垂直尾翼の固定用突起の先端はV字にカットしてアンテナ線が納まりやすくしています。垂直尾翼にプラ板を取り付けてアンテナ線を保持しました。
 
  アンテナ線がついに完成。アンテナ柱の上隅には 5ミリにカットしたテグスを三角状に接着。この小さな三角があるだけで雰囲気がガラッと変わりました。後方の交差部は銀を塗布、接続金具のつもりです。

長年の懸案であったアンテナ線もまずまずの出来映えで安堵しています。しかし指など触れて破損させると一大事。これからの作業は細心の注意が必要です。
       
   7/7

ギア、格納庫まわりと伸ばしランナーで製作した脚作動確認棒を取り付けました。
胴体のステップとグリップも取り付け完了。小さく微妙なパーツが機体全体にくっついて持つところがありません。時間が経つと勝手に行方不明になるので早いこと写真撮影せねば…。
       
   7/9

あっ! アンテナ線がはずれてる~! この数日、気にはなっていたけど…線がピーンとひどく張っていたのです。たぶんプラスチックとテグスの熱膨張係数の違いによるものです。
梅雨明けしたきのう一気に室温が35度以上にも上がり胴体が大きく膨張したため耐えかねたテグスが音をあげたようです。う~ん、ど、ど~しよっ。
     
   7/13

アンテナ線を修復します。交差部の後からカットして新たにテグスをエポキシで接着しました。垂直尾翼突起部に初めと同じ要領で接着。ちょっとイビツになったけど完成です。
気温30度以上でピーンと張ります。29度以下では下の線がたるみます。冬は二本ともみっともないくらいブラブラになるはず。アンテナ線は写真撮影のあとアンテナ柱を保護する意味もあって無慈悲にもカットすることになるでしょう。
   
   8/10

フラップ ダウンバージョンを製作します。
右フラップはスライドレールをそのまま取り付けていますが、よく見ると翼面との段差が大きすぎる感じ。実機写真では左フラップのフィーリングです。
スライドレールは精密なモールドが施されていますが断腸の思いでカットしました。 

フラップ中央寄りの角は切り欠いた形状になっていますが実機はそうなっていません。ちょっと気になるけど悪あがきはせずに このままでいきます。  
 
  突如、「散香」登場! 実は紫電改の翼端灯右とステップ左が脱落し行方不明になったのです。必死の捜索をしていると、アレッ!ひょんな所から以前紛失してあきらめていた散香のノーズが出てきたではありませんか。うぉ~!なんとドラマチックな…奇跡の再会。
しかし、肝心の翼端灯を発見することはできませんでした。うむ。脱落、紛失、破損との熱き闘いがつづきます。
 
     
   8/24

F4Uフラップダウン・グランドバージョンの製作をします。
72のフラップとはいえ このままでは何ともあわれな落武者のようで情けないですね。やはり隙間を埋めることにます。マスキングをして必要な部分のみラッカーパテを盛りました。
  三日三晩ねかせ400番ペーパーでフラットに研削して800番で仕上げ。調合していた機体色が底をつき最後の一滴で吹き付け完了です。やれやれ。
断面が まん丸で二次曲線になっていないけど暑いので妥協…? まあ、すこし見れるようになったのでヨシとしましょう。 
       
   8/28

フラップダウン時、見る角度によって向こうが透けて見える実機写真がありました。このスケルトンの感じ、なんとか表現したくてたまりません。変にこだわっている自分が滑稽ですが…。
主翼下面の厚みがじゃまなのでエッジを斜め30度に削り落としました。完成機の工作はホントに難儀至極です。
     
   9/1

フラップを中空にセッティングするためのヒンジステーを短冊プラ板で製作しました。現物合わせで切ったり、削ったり、貼ったりでなんとか位置決め完了。

フラップを取り付けました。翼とのすき間はスケルトンを狙ってちょっと広めにしています。雰囲気的にはまずまずかナ…。
  翼下面は工作の精度がイマイチでちょっとボコボコ状態。
外側フラップの中ほどに幅広のジョイントらしきものが付いているのでプラ板を取り付けました。

低いアングルでは翼上面との隙間は極小です。フラップの内側と中央の間は水鳥の水かきのような板を取り付けました。
以前に比べると格段に見映えが良くなった気がします。
     
   9/7

ギアの製作をします。ギア本体は必要最小限のパーツ数で精密なモールドです。
アライ48隼のテールギアは無事に任務を遂行することができました。この先また出動する機会があるかもしれません。大切に保管しておきましょう。
  タイヤをそのまま組み付けるとランナーゲートのイビツな部分が前面にきてちょっと面白くありません。
写真では分かりづらいですがホイールの位置決め用の凹みを90度ずらして掘り込みました。ゲートの部分が前後から上下に移動して前方からきれいなトレッド溝が見えるようになりました。
     
   9/11

テールギアを製作します。着艦フックはダウン状態にもしたいので切り離しました。
F4Uはタキシングや滑走時の前方視界を良くするためか機体テールを異様なまでに持ち上げています。その結果、機体から突き出たリンケージが丸見え状態。よく見えるところなのでちょっと手を加えたいですね。
  キットパーツでは横向きのリンクが板状になっています。まずは下の板をカットしました。ここは二本のバー・リンクに改造します。
上の板は1.6と1.2と1.0ミリの軽め穴を開けてリテールアップ。それっぽい感じになりました。
     
   9/15

テールギア完成。二本のバー・リンクを伸ばしランナーで製作しました。最初は接着剤がはみ出してリンクがボコボコになり失敗。パーティングラインや穴あけ工作のバリも見苦しいですね。う~ん 迷うことなくやり直し。二度目でなんとか成功しました。
小さくて、しかもシルバー塗装なので上手くいったと思ってもアップ写真ではごまかしが効きません。
    ローアングルではこんな感じ。72としては合格の部類に入るような気がします。

同じことを二度やると、はぁ~ ちょっと疲れます。が、これしきのことでは まだまだヘコタレません!
 
   
   9/19

メインギアを製作します。わけのわからない先端がリング状のロッドがくっついています。よく目立つところなので製作しましょう。
裁縫針に伸ばしランナーを巻きつけて丸い形をつけました。
  程よい丸みの部分をカットして直線の伸ばしランナーに接着。写真で見るとリングの径がすこし違う気がしますが、このくらいで勘弁していただきましょう。 
     
   9/22

ブレーキホースを製作します。F4UはトルクリンクにそってきれいなU字形に這っています。伸ばしランナーを爪楊枝の切り欠き部分に廻しドライヤーで暖めて形をとりました。
脚中央にあるマウント金具にブレーキホースやロッドの貫通穴を空けたいのですがスペースがないのでナイフで凹にカットしました。
バーティングラインが脚の前面に位置するのでちょっとボコボコが目立ちすぎ。見えるところだけでも手直しの必要ありです。
     
   9/26

メインギア完成。よく目立つリング付ロッドは程よいサイズになり いいワンポイントになりました。
今回ブレーキホースは伸ばしランナーで製作しましたが太さとU字形のアールがなかなかグッドです。いつも使っていたプラグコードの在庫がなくなり応急処置でやったのが返ってよかったようです。
ちなみに塗装ですがブレーキホースはセミグロスブラック吹付け、タイヤはエナメルのフラットブラックとジャーマングレーを調色して筆塗りしたあと接地面にライトブラウンを薄く吹付けました。
     
   9/29

アンテナ線を取り付けます。72でホントに上手くいくのか?不安がいっぱい。まぁ、やらずして諦めるよりチャレンジしましょう。
垂直尾翼の支柱は細くて申し訳程度に付けていたので頑丈なものに付け替えます。0.3ミリのガイド穴を開けて0.5ミリの本穴を開けました。伸ばしランナーを差込み接着。心もち太めにしています。
  フロントのアンテナ柱を取り外しました。アンテナ線を接着したのち立て直します。
       
     10/2

アンテナ線の製作は紫電改と同じく型紙で寸法を取ります。こんな感じかなぁ。
  F4Uも紫電改と同様、線がV字形に二本あるので厄介です。両機ともホントに悩ませてくれます。
今回は72ということもあってハリス用の極細0.4号テグスを購入しました。さっそくエポキシにて交差状に接着固定。胴体に入る線は長めにしています。
     
   10/5

アンテナ柱を立てました。アンテナ線に張力をもたせるため少し前傾気味に接着しています。充分かたまった後、垂直尾翼の支柱にアンテナ線を接着します。 
  0.3ミリのピンバイスで胴体にアンテナ線を引き込む穴を開けました。はじめ0.2ミリでやっていたけどドリルが折れてしまって少し太い穴になりました。
写真では光の加減で線が太く見えますが径0.1ミリの細さです。 
     
   10/9

アンテナ張り最大のヤマ場です。アンテナ線を後方へ引っ張りながら保持するためのプラ板を垂直尾翼にブチル両面テープで貼付けました。アンテナ支柱の先端はV字形にカットしています。
アンテナ線の張り具合が決まったら素早くプラ板の上方へ巻きつけます。あとは支柱の接合部にエポキシを塗布して固まるのを待ちます。
 
プラ板の上方に両面テープを貼っておいたので作業がスムーズにいきました…だんだんと賢くなります。
     
   10/13

胴体に引き込んだアンテナ線はテールギア格納庫より引っぱり出して張りを調整し水平尾翼に仮止めしました。
格納庫内でエポキシを塗布しアンテナ線を接着固定。不要部分を切り取ってアンテナ線取付け作業終了となります。
  と思いきや、またもや大失敗。アンテナ支柱のエポキシが脱落。固まったエポキシを整形していたのですが…そんなことすべきではありませんでした。ハァー幾多の困難が立ちはだかります。

さて、早々に気を取りもどし修復することにしましょう。
 
   10/17

半月もかかってようやくアンテナ線を張り終えました。
気になっていた線の光り具合をおさえるためエナメルの光沢黒を筆塗りしました。あまり黒くなり過ぎて存在感がなくなったので薄めに修正。今回はこのくらいにしておきましょう。
 
実機写真ではアンテナ線の固定金具らしきポッチがチラッと見えます。エポキシを玉状にくっつけてみました。う~ん、なかなか いいですね。ちょっとだけリアルになって…にっこり。

当初 72ではとても無理かナッと思っていましたが、48紫電改での経験がそれなりに効いたようでなんとか見れる程度にはなりました。やれやれ。
 
   10/20

キャノピーを開状態にします。そのままでは機体に干渉して納まりません。キャノピー下部のフレーム部分ををリューターで削り込みました。
  ほぼ納まったようです。これ以上やるとまたまた「大失敗の巻」になりそうなのでやめときましょう。潮時が肝心です。
それにしてもコルセアのキャノピーってカッコいいですね。 
     
   10/24

着艦フックを機体色に塗装をしました。以前製作したグラマンの破線は適当にタッチペンで終わらせていたけど、精密で鋭いモールドを見ているとおもわずマスキングをしてしまいました。
実機写真では破線がホワイトなのか無塗装なのか判別がつきません。一晩考えた末、ひとりよがりな都合で無塗装のシルバーということに決めました…?
 
   
   10/28

テールギアのカバーを復元します。フライトバージョンで切り取っていたヒンジ部分を接着しました。
あまりに小さいため作業中になんども落下させたり飛んだりで作業の大半は捜索活動をしていました。ご苦労なことです。しかしすべて見つかったのが せめてもの救いでした。
  各パーツを組み付けました。カバーは必要以上に大きく開いています。なぜでしょう…?
着艦フックは両面テープで仮止め程度にくっつけました。 
  正立でのショット。リンケージ部分が大きく外へはみ出しているのでその構造が手に取るように分かります。メカニカルな雰囲気にシビレます。 
     
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メインギアとカバーパネルを取り付けました。キャスター角はなく胴体中心線に対して直角にセッティングされているようです。
そもそも離着陸時には機首が上を向いています。おのずからキャスター角も付いてくるのでこれでいいのかも。単純明快なアメリカ的合理主義というやつでしょうか…こういうの大好きです。
  正面から見るとギアカバーの外側はほぼ真下に開いています。
内側は角度にして20度ほど残して半開き状態ですが、これで格納時にタイヤは干渉しないのでしょうか…? たぶんタイヤを90度ねじるタイミングは格納終了直前のはず。それに増槽との干渉をさける意味合いもありそう。 な~んて、いろいろ考察しながらのプラモづくりは楽しいものです。 
     
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いよいよ最終のディテールアップです。インストや実機写真をみていてずっと気になっていたのですが胴体の最後尾に小さなポッチがチラッと見えます。位置からして尾灯にちがいありません。
さっそくエポキシをポチッとくっつけました。写真で見るとちょっと大きくなりすぎたようです。まぁチカッと光ってくれたし御愛嬌ということにしておきましょう。
 




完成写真 局地戦闘機紫電改 F4Uコルセア



あとがき 
特撮、完成写真の撮影も終わりこれで全ての作業が終了しました。なんと一年六ヶ月にもおよぶ長い行程でしたが根気づよく最後までお付き合いくださった方々に こころより感謝致します。ありがとうございました。
今回製作したキットはいずれも精密で忠実なプロポーション それに合いのよさも素晴らしく私を十分に楽しませてくれました。今、熱いコーヒーを飲みながら完成写真と製作記それに完成模型を眺めているところです。苦闘の急坂を登はんし山頂より絶景を眺めるかのような爽快なる気分です。 2013.12.15 





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イエローキャノピー