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 厚生労働省は27日、埼玉県内に住む10代の女性が、東南アジアや中南米で流行しているデング熱に感染したことを明らかにした。厚労省によると、女性は海外への渡航歴がなく、国内で感染したとみられる。海外渡航者の感染は毎年200人程度確認されているが、渡航歴がない人の国内での感染確認は約70年ぶりという。

 厚労省によると、女性に8月20日ごろに高熱などの症状がみられ、さいたま市内の医療機関を受診したところ、感染が確認された。女性は入院し、現在は症状は安定しているという。厚労省などは、女性の周辺で感染が広がっていないか調べている。