2014年8月26日21時49分
自民党の高市早苗政務調査会長は26日、戦後70年となる2015年に、慰安婦問題をめぐる93年の河野洋平官房長官談話に代わる新しい官房長官談話を出すよう求める申し入れ文書を菅義偉官房長官に提出した。政府が6月に公表した河野談話の検証結果に基づく歴史認識を内外に広報することも求めた。
自民党政務調査会名で出した文書は「(河野談話によって)不当におとしめられた先人の名誉を回復し、現在及び未来に生きる日本人の誇りを守ることが必要」と指摘。そのうえで、①来年に新談話を出す②政府の検証結果を多言語で国際社会に発信する③国内広報や教科書の記述内容を検定段階で厳正にチェックする――の三つを求めた。
高市氏は申し入れ後、菅氏の反応について「国際社会や国内への発信は快く了解をいただいた」としたものの、新談話の発出については「『する』とか『しない』という発言はなかった」と述べた。
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