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 完封勝利が目前だったマリナーズの岩隈が、8回を投げ終えて交代した。19日のフィリーズ戦。そこまで11三振を奪い、許した安打は4本のみ。だが、球数は「96」。5日後には次の先発機会が控える。疲労回復を優先させ、9回のマウンドを救援陣に託し、今季12勝目を手に入れた。

 大リーグには、先発投手の起用に関する不文律の鉄則がある。

■96~105球が目安

 100球を目安に交代し、5日ごとに登板させる――。

 レギュラーシーズンは162試合。この長丁場を5人の先発投手で戦うのが、メジャー30球団の基本戦略だ。ひじや肩への負担を考慮し、1試合に「96~105球」を投げたら交代。4日間休んだ後、再び先発のマウンドへ。いわゆる「中4日で100球」は、1980年代後半から広まり、全チームが取り入れた。

 しかし今、この起用法への疑念が生まれている。中4日で、ひじの疲労は本当になくなるのか。