先日書いた「考えたらわかる」はわからない - 心ここにあらずにこんなブコメがありました。
このブログおもしろいですね。経験からわかるというのは、何も考えてないと同じじゃないでしょうかね。 - aventi_s のコメント / はてなブックマーク
うん。確かに。ぐうの音も出ない。
私の文章力のせいで私がここで思った「考える」=「経験からわかる」が伝わっていない面もありますが、確かに世間一般で言う考えるは「経験のないことを思考によって明らかにする」意味合いが強いんでしょうかね。
しかしなんといっても最初の一文がわからない。おもしろいと言われた後に反対意見が来るなんて。どういうことか考えても考えてもわからない。
点を創りだすのは経験。線を引くのが思考。
私は基本的に、「考える」ことは点と点をつないで線にする方法だと思っております。そのため上の記事内では「点がない状態で」考えてもわからないという意味を含んで「考える」という言葉を使わせてもらいました。そもそもこの説明をしろって話なんですけど、伝わると思って書いているんですよね。これこそ考えてもわからない。
でももし私がどこかの記事内でこの「考える」について書いていたとして、それを読んでもらえているとしたらどうでしょう。「前の記事を読んだ」という経験によって点が創られた状態であれば、上の記事内でも考えることで「この考えるは点と点をつなぐ方法のことを言っているんだな」とわかるかもしれません。
点は何らかの経験によって生まれるものだと思います。別の経験によって生まれた点と、これまでに創ってきた点をつなぎ合わせるために思考があるのです。先の記事内では上司は私の全く経験のないことを「考えたらわかる」と言ってきたため、思考によって点を創れという要求は到底かなわなかった。ということが私の真意です。
じゃあ今目の前にある「わからないこと」は考えても無駄なのか、というとそういうことではありません。「わからない」ということが点そのものだからです。その点と、過去の経験の点が結びつけば線になり、わからないことがわかるようになるのだと思います。
たった今出くわした点をすぐに線にできるかどうかは、これまでの経験次第だと思うのです。
点には集合体があり、違う集合体から線を引くのはかなり難しい
思考によってつなぎ合わせることができる点は、似通った点に限られると思います。特に瞬時に考えることで生まれるアイデアや解決策は、近しい場所に点が多ければ多いほど生まれるものです。つまり点と点同士が同じ集合体になければならないと思うのです。
もちろん違う集合体の点同士を思考によってつなぎ合わせることも可能ですが、かなり難しいと思います。長時間考えたり、新たな経験によって点と点の間に新しい中間点を創ることによってつなぎ合わせることが可能になるのではないでしょうか。これが壁にぶつかるということなのかもしれないと思っています。
いろんな経験をしている人はいろんな点を持っているので、思考によってつながる点同士がたくさんあるため突拍子もない発想が出来たりするんじゃないかなぁと思います。
「考える」という言葉では伝えきれなかった
上記のような私の考えを「考える」という言葉だけで説明しようと思ったらかなり難しいということがわかりました。そもそも一般にある言葉を一般的に使われていない意味合いで使う場合には、ちゃんと説明しなければなりませんね。
私はブログを書く際にこういった節が多々あります。文章力がないのももちろんですが、だんだんと細かいことを書くのが面倒になってしまいます。これはいけませんね。あと詳細を書いて批判されるのが怖いという小動物的な一面も見え隠れしています。
おわりに
ブログを書くことでこれまで以上に色々と考えるようになりました。あとは私の考えていることを正確に表現できる文章力を身につけて皆さんに考えてもらったり新たな考えのきっかけを頂きたい次第です。
正確に伝わった上で真っ当に批判されて言い訳も反論もできなくなって泣くのが怖い。