ヘビとカメとゾウ

読んだ本の感想とか、日々の雑記とか。

島村ジョーになりたかった。

「島村ジョー」。ご存知ですよね。
そうです。石ノ森章太郎先生の名作、「サイボーグ009」の主人公です。奥歯をカチッ、カチッと噛むことで加速する「加速装置」。カッコ良かったな~。

 

中学一年生ぐらいの時だったでしょうか。その島村ジョーにめちゃくちゃ憧れていました。ルックスの良さ、能力の高さ、ちょいワルな過去…。パーフェクトです!パーフェクトなヒーローです!そしてアホだった私は唐突に思いました。「そうだ、ジョーになろう!」

 

 なる、と言っても要はジョーのルックスに合わせて、「片目を髪の毛で隠したかった」のです。何事もまずは形から。折しも当時は「聖闘士星矢」全盛の時代で、長髪キャラが世にあふれておりました。そんな影響もあったのでしょう。私は片目が隠れるように、前髪を伸ばしはじめました。

 

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目標はこんな感じです。
※このイラストに対する苦情は一切受け付けません。

 

そして髪を伸ばすこと数ヶ月、いい感じで片目の視界が黒く覆われてきました。「もうちょっとだな!」満足げな私。しかし、ある日カガミを見て気付いてしまったのです…。

 

 

 

 

 

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「…鬼太郎じゃん!」

 

思えば当時、平日の夕方に「加山雄三のブラックジャック」を再放送していました。私はそこからもっと学ぶべきだったのです。「リアルでマンガの髪形を再現すべきではない」、ということを。私の「島村ジョー化計画」はあえなく終了しました。その週末、床屋さんに駆け込んだのは言うまでもありません。

 

以上、中学時代のアホなエピソードでした。しかしいつの日か、私の息子も同じような道を通る日が来るかもしれません。その時は「加山雄三のBJ」を見せて、息子を説得したいと思います(違う)。