社会

軍法会議:資料を国立公文書館に移管、公開へ

5時間前

 法務省は25日、検察庁で保有している軍法会議に関する刑事訴訟記録を、歴史的に重要な公文書として国立公文書館に移管すると発表した。約1200冊を来年度以降、古い順に移管する。軍人の窃盗から、2・26事件といった大事件まで、さまざまな事件の供述資料や判決などが含まれているという。これまで研究者が学術研究目的に閲覧したことはあったが、移管により広く一般の人が閲覧できるようになる。

 同省によると、研究者や国会議員らから歴史資料として公開を求める声があり、調査したところ、東京、大阪、福岡など12地検で軍法会議の記録を保管していることが分かった。1882(明治15)年ごろの古い記録もある。いつどのような経緯で各地検が保管するようになったかは不明という。

 公文書館によると、受け入れた資料は目録作りなどの準備を経て、1年以内に公開される。【山田奈緒】

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