うそつきの脳の動きつかむ 京大准教授が研究成果
金銭報酬を期待する際に脳の特定の領域が活発に働いている人ほど、うそをつく可能性が高いことが、京都大こころの未来研究センターの阿部修士准教授の研究で分かった。人間の行動予測に役立つ可能性がある研究成果という。
20~30代の学生ら28人が実験に参加。まず正方形が画面に表示されている間にボタンを押せばお金をもらえる課題を出し、磁気共鳴画像装置(MRI)で報酬に対する期待と関わりが深い脳中央の領域「側坐核(そくざかく)」の活動を測定した。
続いて、コイン投げの表裏を予想して当たると報酬がもらえる課題を出し、自分の予想が正解だったか申告させ、うそをつく割合を調べた。その結果、うそをついた参加者ほど、報酬を期待する際の側坐核の活動が盛んだったという。
【 2014年08月24日 19時17分 】