子どもを3人育てるのは、2人育てるのとそんなに変わらないよ。
思ったよりも3人目の子育てはずいぶん楽らしいよ。
3人目を迷っていた時、この言葉を知人から何度か言われたことがあります。
しかし、それは大ウソでした!
3人目がようやく2歳になる今、忘れないうちにその辺のことを書いときます。
子ども3人育てることは2人育てるのと全く違う理由
理由1:まず、手が足りない
親2人で子ども3人をみるのは大変です。
そりゃあ、上の子達は大きくなって、下の子の面倒をみてくれることも多いですが、それなりに年頃に応じた悩みも抱えてくるわけで、それぞれへのケアが必要です。
2人で3人をみるのは、物理的に手や目が足りなくなるのです。
例えば、お手玉も、2個までは余裕ですが、3個は急に難しくなるでしょう?
まさに、それくらい、劇的にハードルが上がるというイメージです。
ボクが仕事に行っている時は、ヨメは3人見るときが多いので、クタクタになってます。片手で3つのお手玉ですから。
そういう意味では、親と同居などであればよいのでしょうが、今の核家族が多い時代には、なかなかキツイものがあります。
アルフレッド・アドラーによると、子どもたちは親の愛を奪い合うなかで性格を形成していくとのことですから、子どもにとってはライバルが多くて、それなりにたくましくなるのでしょうが、愛に飢えてしまう可能性もあるのかなと、注意しています。
理由2:会話しにくい
会話というのは、基本は2人で交わすものですが、5人家族だとしゃべりたいときに誰かがしゃべっていたり、しゃべっているときに子どもが割って入ってきたりして、もう、わーーーっとなるのです。
- 2人暮らしのカップルが会話を交わす組み合わせは、1組です。(夫と妻)
- 3人暮らしの家族が会話を交わす組み合わせは、3組です(夫と妻、夫と子、妻と子)。
- 4人暮らしの家族が会話を交わす組み合わせは、6組です。(ごちゃごちゃするので書きません)
そして、
- 5人暮らしの家族が会話を交わす組み合わせは、10組です。(書く気が起こりません)
つまり、会話の量が会話を交わす組み合わせに単純に比例するとすると、子ども2人のときよりも、会話が単純には1.6倍くらいに増えることになります。
しかし、時間の制約があるときには、そうもいきません。
だから、気を付けないと、子供一人に対する会話の量が減ってしまうのです。
子どもというのは、他の兄弟が話しているときに限って、めちゃくちゃ話したがりますから、そのときは本当に全部聞いてあげることができなくて、聖徳太子になりたい気分になります。
逆に言えば、家族の会話の量がすごく多くなるわけで楽しいのですが、まあ騒々しいわけです。
1対1になる時間をちょっとずつとって、じっくり対話できる時間を確保するのがいいと思います。子どもとも、嫁さんとも。
理由3:何かとコストアップする
やはり、人数が増えた分、何をするにしてもコストがアップします。
例を挙げると、
- 服や靴やおもちゃが増える(おさがりをもらって、だいぶ助かりました)
- 食卓が小さくなる(大きい食卓に変えました)
- 収納や部屋が足りなくなる(今の家でずっと暮らせるか不安)
- 5人乗れる車が必要
- 外食しても5人前(4人席では足りないから待つことも多い)
- 旅行しても5人前
- 習い事や学費も3人前
(少子化対策担当大臣、わかってくださいね)
それでも、3人の子どもたちのおかげで最高の毎日
と、これまで、3人の子どもを育てることの大変さを語ってきましたが、じゃあ後悔してるの?と聞かれると、
まったく後悔してません!
まー、大変だし、自分の時間などほとんどないし(ブログは負けずに書いてます!)、余裕もないけれど、子どもたちが元気に仲よく遊んでいる姿や笑顔を見ていると、そんなものは吹き飛ぶくらいの幸せや希望をくれるのですよ。
本当に、ありがたいです!
ありがとう!
ただね。2人も3人もあまり変わらんらしいよーという人がいたら、それは全力で否定しておきたい。
3人育てるというのは、それだけの覚悟が必要なのです。
ただ、3人育てるかどうかは、そんなに頭で考えて答えが出せる話ではないし、そんなにうまく生まてくれるわけでもない。健康で大きくなる保証もない。
結局は、ハートの問題なのだと思います。
今日はまた、とりとめもない話でしたが、いじょうでーす。