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あの『妖怪ウォッチ』も! 福岡から爆発的ヒットゲームが生まれるワケ

by yoco**
 いま福岡がアツい!ご存知、HKT48の躍進だけではない。社会現象となっている『妖怪ウォッチ』など、ゲーム業界を中心に数多くの大ヒット作を生み出しているのだ。なぜいま、福岡からヒット作が生まれるのか? そこには東京にはない魅力的な環境と行政の協力があった!

ヒット作が続々と! 福岡を拠点とするゲーム会社

株式会社レベルファイブ

 『妖怪ウォッチ』『イナズマイレブン』『レイトン教授』などのヒット作を生み出したゲーム会社。

株式会社サイバーコネクト2

 『NARUTO -ナルト- 疾風伝ナルティメットストームレボリューション』や『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』『ギルティドラゴン』を手がけるゲーム会社。

株式会社ガンバリオン

『Wii Fit U』や『ワンピースアンリミテッドワールド R』を手がけるゲーム会社。

なぜ福岡からヒット作が生まれるのか?

ゲーム関連会社が育つための環境の育成

 2003年、上記3社が地元で行ったゲームイベント「GAME FACTORY FUKUOKA」。それをきっかけに、04年には福岡のゲーム産業発展を目的とした団体「GFF」(ゲーム・ファクトリーズ・フレンドシップ)を設立。06年には“九州・福岡を世界が目指すゲーム産業都市にする”を合言葉にGFF、九州大学、福岡市の三者により「福岡ゲーム産業振興機構」を設立。「福岡ゲームコンテスト」「ゲームフロンティア in 福岡」などのイベントを開催。

暮らしやすい環境

 英誌『MONOCLE』の特集「2011年版世界で最も住みやすい都市 ベスト25」の第16位に福岡市が選出されるなど、都会ながらもコンパクトで住みやすい。自然が近いのも魅力。

通勤時間が短い

 福岡に通勤している人の約9割の人が通勤時間60分未満。さらに約6割の方が30分未満という短い通勤時間。通勤のストレスが少ない分、仕事に注ぐ集中力や発想力が持続できる。

国内主要都市・アジアへのアクセスのよさ

 福岡空港は国内の主要都市だけでなく、上海、ソウルなどアジアの各主要都市へのアクセスにも優れ、路線も充実。また、福岡市のビジネスの中心地・天神から空港までのアクセスも良好。

オフィス賃料が安い

 東京に比べるとオフィス賃料が約4割の平均賃料なので、低コストでオフィスを構えることが可能。

人材の確保

 福岡県内には情報系やデザイン系などの学科を持つ大学・短期大学・専門学校などが約30校あり、デジタルコンテンツ関連教育機関が充実。また、人口当たりの学生数が政令指定都市の中で第2位、将来を担う若者率は第1位と、若い人材も豊富で東京・大阪など他地域からのU・J・Iターン人材が集まる。

 また、近年、東京から福岡へ拠点をうつすクリエイターも増えている。

福岡のこれから

 国は今年、福岡市を創業のための雇用改革拠点として国家戦略特別区域に選定した。また、福岡市はスタートアップ事業を推進しており、今後も下記のような支援・育成などを予定している。

スタートアップ奨学金制度

 将来活躍するグローバル人材育成のため、大学生の留学を支援。市内の大学に在籍する学生が交換留学制度で留学する場合に最大120万円を貸与。

ビジネスプランコンテスト

 グローバルに事業を展開していく国内・海外のベンチャー企業を対象とし、ビジネスプランコンテストを開催。英語によるビジネスプランのコンテストと海外展開の支援、ネットワーク構築を行う。

スタートアップCafeの設立

 スタートアップのすそ野を拡大するため、様々な創業支援団体のネットワークハブとしての機能を有する「場」を提供。

企業のテレワーク(在宅勤務)の推進

 福岡市では、平成 27 年度より職員のテレワークの導入を推進。また、新たにテレワークに取り組もうと考える企業に対して、各企業の現状や課題を診断する相談員を派遣。診断後、一部の企業にはコンサルタントを派遣してテレワーク導入をサポートするとともに、先進事例や導入ノウハウを広く紹介し、テレワークの推進を図る。

福岡市無料公衆無線LANサービス「Fukuoka City Wi-Fi」の見直し

 現在のサービス内容の見直し・新たな取り組みを行い、より利便性を高める。

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【全文】あなたの会社も「魂の食肉処理場」かも?ワーク・ライフバランスの正体を示す4つのポイント

 「ブラック企業」が大きな社会問題となる中、ビジネスワードとして有名になりつつあるのが「ワーク・ライフバランス」です。ワーク・ライフバランスとは仕事と生活のバランスのことを指し、現在多くの企業や団体が現在ワーク・ライフバランスを考慮した働きかたについて議論しています。

 ワーク・ライフバランスについてのベストセラー本の著者であり、ワーク・ライフバランスの啓蒙活動家としても知られるナイジェル・マーシュはこう語ります。「実は企業や多くの人が考えているワーク・ライフバランスへの取り組みは意味がなく、自分自身でワーク・ライフバランスについて考慮し、自分の手で正しいバランスを見つけるべきだ」と。

 ここでは、ナイジェル・マーシュが自らの体験やユーモアを交えながらワーク・ライフバランスについての所見とアドバイスを語るTEDの講演を書き起こします。

スピーカー

ナイジェル・マーシュ/ワーク・ライフバランス啓蒙活動家

見出し一覧

・フレックスも育児休暇もワーク・ライフバランスの本質ではない
・全ての会社は「ワーク・ライフバランスなんてどうでもいい」
・「ローマは1日にして成らず」長いスパンでバランスを考えろ
・まずは小さいことから。ワーク・ライフバランスは世界を変える

動画

フレックスも育児休暇もワーク・ライフバランスの本質ではない

 以前から願望として持っていたことなのですが、まず私の簡単な頼みごとを受けてください。少し立ち止まって、哀れな弱虫で悲惨なあなたの存在を見つめ直してください(笑)

 今の頼みごとは、15世紀に聖ベネディクトが多くの信者に与えた忠言に沿っています。この忠言は、私が40歳になったときに自らを従わせようと決めたものです。その瞬間まで、私は古いタイプの企業戦士でした。食べ過ぎや飲み過ぎを繰り返し、さらには働きすぎていて、家庭をないがしろにしていました。しかし、40歳のとき、私は人生を好転させようと考え、特にワーク・ライフバランスという厄介な問題に対処しようとしました。会社を辞め、妻と4人の子供と共に家で1年間過ごしました。その期間でひとつのことを学びました。働いていない時には、仕事と生活のバランスをとるのがとても簡単だということです(笑)もっともお金が尽きる頃にこの発見をしたのであまり役立つことはなかったのですが。

 それから再び働き始めることにしました。私は決心を固めて以来、7年間に渡りワーク・ライフバランスに取り組み、勉強し、執筆してきました。今日はみなさんに4つの所見をお話させてください。

 まず1つ目です。社会がワーク・ライフバランスについて取り組むのであれば、誠実な議論が必要です。厄介なのは、多くの人がワーク・ライフバランスについて全く馬鹿げたことを話すことです。例えばフレックスタイム制やカジュアルフライデー(金曜日はラフな格好で仕事をしても良いという制度)、父親の育児休暇…これらに関する議論は、日常的な世話を必要とする子供のいる家庭において、特定の仕事やキャリアの選択肢は互換性がないという問題の本質を覆い隠すだけです。問題解決の第一歩目は、今私たちが置かれている状況を現実的に認識することです。私たちが暮らす現実社会はいらないものを買うため、そして好きでもない人を感動させるために大嫌いな仕事に何時間も費やし、絶望を叫びつつも静かな生活を送る無数の人々で溢れています(拍手)金曜日にTシャツにジーンズで働くことなんてこれっぽちも問題の核心に迫っていないんです(笑)

全ての会社は「ワーク・ライフバランスなんてどうでもいい」

 2つ目の所見は、政府や会社はこの問題を解決する気がないという事実に向き合わなければならないということです。外に助けを求めるのは辞めましょう。自分の送りたい人生をコントロールし、責任を持てるかは自分次第なのです。自ら人生をデザインしなければ、誰かが勝手にデザインしてしまうでしょう。しかし、他人に作られたワーク・ライフバランスはあなたには合わないはずです。大切なことはインターネット上には載っていません。このような発言をすると会社を解雇にされそうですが、とても大切なことです。生活の本質を決して営利企業の手に委ねてはなりません。営利企業とはなにもブラック企業を指しているわけではなく、「魂の食肉処理場」と私は呼んでいますが、全ての会社についてです(笑)営利企業は本質的にあなたを出来る限り利用し、利益を持ち逃げしようとする性質上のもので、その行動は営利企業のDNAに刻まれているのです。健全で、善意のある企業でさえ悪質な行為をしています。一方で、職場に保育所を設けるのは素晴らしく、賢明な行動です。しかし、同時に悪夢でもあります。職場で忙殺されているのに、さらに仕事に時間を割かなくてはならなくなります。生活と労働の間に必要な境界線を設定し、実行することに責任を持たなければなりません。

「ローマは1日にして成らず」長いスパンでバランスを考えろ

 続いて3つ目の所見ですが、私たちはワーク・ライフバランスをどのような時間枠で求めるのか気を付けなければいけません。1年間の休養を経て仕事に戻る前のことですが、私は一つひとつ細かく順番に、私の理想のバランスの1日を書き出しました。こんな感じです。「たっぷりと睡眠をとって、気持ちよく起きる。その後、犬の散歩をして妻と子供たちと朝食をとる。車で仕事場へ行く途中に子供たちを学校まで送っていく。3時間働く。友人と昼休みに運動する。もう3時間働く。夕方早くからパブで仲間と飲む。車で帰って妻と子供たちと夕ご飯を食べる。30分ほど瞑想する。犬の散歩をしてそれから寝る」(拍手)こんな理想の1日はどのくらいあると思いますか?(笑)もっと現実的になりましょう。全てのことを1日でこなすのは無理です。人生におけるバランスを計る時間枠は延ばされなくてはいけません。気を付けるべきなのは、「退職した時に子どもたちは家を出て、妻には離婚され、健康は損なわれ、友達も趣味もない第二の人生がスタートする」という罠に陥らないことです(笑)1日は短く、退職した後は長すぎます。解決するためにちょうどいい方法があるはずです。

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