▼ アイス・バケツ・チャレンジについて
今回、動画を撮るにあたって、いろんなことを思ったのですが、できるだけ長くならずに感じたことを概要欄に書いておきたいと思います。
このチャレンジを知ったのは結構、初期のころだったと思います。
海外で『氷水をかぶって次に3名を指名する』ってのが流行ってんるんだ、と。
最初聞いた時、見た時は『楽しそうだなぁ』と思いました。
素直にそう思いました。
華やかな人たちが氷水をかぶり、次に誰を指名して、次の人はそれを笑顔で受け、氷水をかぶり、また次にバトンを渡す。
日本にもアイス・バケツ・チャレンジのバトンが渡ってきたんだ、と最初に認識したのは、ソフトバンクの孫正義社長がそれについて発信していた時で、その何時間後(1日後?)かに実際にかぶっている動画を見て、純粋に「おおー」と思ったのを覚えています。
んで、きっとしばらくしたら、私にも回ってくるんだろうな、と無邪気に思っていました。
・・・私は、基本的に物事に対して反射神経で反応してしまう方で、それが時に問題を起こしたりすることもあるのですが、このアイス・バケツ・チャレンジについて深く勉強することなく、氷水をかぶる現象として数日は見ていました。
で、いろいろと実際に参加された方の話とを複数聞いたり、実際に参加された方の考え方とかをYouTubeだけじゃなくFacebookやTwitterなどでいろいろ見るにあたって、そのチャレンジがいったい何のチャレンジなのか、ってことを徐々に理解していきました。
参考までにWikipediaをはっておきます。
▼ アイス・バケツ・チャレンジ
そして、海外で氷水をかぶることが流行り出している、っていう初期段階にそれを見て思った、
しかし、時間が経つにつれ
「私にいつか回ってくるなら無邪気に氷水をかぶろう」
と言った思いは徐々に重いものにもなっていきました。
とはいえ、Twitterなどでも氷水について無邪気に歓迎することを過去に発言しているので、なんとも複雑な感情が芽生えていきます。
物事は、それを見る人によって幾つもの解釈がありえます。
私がかぶる前段階でも、多くのコメントが寄せられました。
私のアイス・バケツ・チャレンジに対して、
「むらいは純粋なチャリティー目的ではない」
「売名や営利目的でチャリティーに参加するのであれば叩かれて当然」
「アイス・バケツ・チャレンジを客寄せや話題に使うんですよね?」
「チャリティーを商売道具にする輩がいるからチャリティーが誤解される」
「バトンが回ってきたら24時間以内にやるってルールを守らないのってどうなの?」
などなど。
そういう発言はとても早いものです。
とても私の状況認識や理解度に追いつくスピードで、私に届いたものではありません。
多くのご意見から、多くのことを考えさせられました。
それらに、考えがまとまらない状態で返答することも、また別の方向に変な思惑が付け足されて広がるおそれがあるので、控えました。
もうすでに『バトンが回ってきたから、じゃあ氷水かぶろう!』というノリではできません。当たり前ですが。
丁度、週末にかけて私にはバトンが回ってきました。
「氷水をかぶるぐらい『簡単なこと』をなんですぐにできない?24時間以内にやれ!全員に失礼だろ!」
という声も多くいただきますが、それが『簡単なこと』だとは思えません。
それは、ここまで読んでくださった方なら、理解いただけるかと思います。
アイス・バケツ・チャレンジについての議論がかなり高まってきていた先週の後半、私が何の準備もなく、ただ氷水をかぶるだけの動画を公開することは、とてもではありませんができることではない、というのは私の判断です。
・・・そして、今回の動画です。
私は改めて思うのは、チャリティーという物は何でこんなにも難しい物なのか、ということです。
「やらない善よりやる偽善」
って言葉もインターネット上では非常に有名な言葉だと思いますが、そういうエクスキューズでもなければ、偽善すらできないのか、ということに対して、行き場のない思いを感じます。
長々と書かせていただきました。
今回の件、答えを出すのが難しく、見る人によって感じることも当然違う事柄です。
今回、「筋萎縮性側索硬化症 (ALS) の研究を支援」するという目的に賛同し、氷水をかぶらせていただきます。
このような機会をいただき感謝しております。
※ アイス・バケツ・チャレンジに関して、私は次の指名を行いません。ルールを破る形になってしまいますが、申し訳ございません。
※ この動画によって得られた広告収入は寄付させていただきます。
※ 先立って村井智建 個人としての寄付は完了しております。
寄付先のURLはこちらになります。
The ALS Association
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