オゾン層破壊物質「四塩化炭素」はまだ放出され続けている 6
ストーリー by hylom
どこから出ている 部門より
どこから出ている 部門より
danceman 曰く、
オゾン層を破壊する物質に関するモントリオール議定書が採択されて以来、それまでドライクリーニングや消火剤などの用途に使われてきた「四塩化炭素」の製造および消費が規制されてきた。だが、NASAゴダード宇宙飛行センターの新たな報告書によれば、オゾン層を破壊する四塩化炭素が今も尚、地球の大気中に大量放出されているとのこと(AGU、Slashdot)。
モントリオール議定書の関係者らの報告によれば、2007年から2012年までの間、新たな四塩化炭素の放出はなかったとされてきた。だが今回発表されたNASAのレポートによれば、世界中で年間平均3万9千トンの四塩化炭素 が放出されていることが明らかにされた。これは、モントリオール議定書発効前のピーク時のおよそ30%程度であるという。
今回明らかとなった四塩化炭素の放出源について、「何らかの商業的漏出や汚染用地からの大量放出、または未知の四塩化炭素放出源が存在する可能性がある」とのこと。
犯人はお前だ! (スコア:0)
モントリオール議定書で先進国では1996年以降製造が禁止されてる四塩炭のこれほど大規模な製造元・排出源になり得る国なんて大国と途上国の立場を都合よく使い分けるあの国くらいしか考えられないわけですが。
あの国での規制ってどうなってるんだ?
Re:犯人はお前だ! (スコア:2, 参考になる)
中華人民共和国でも四塩化炭素の生産・購入・使用に対する厳密な規制が公告されています。
まあ私的な賭博が禁止されているはずの国でどう見ても私的な賭博の店が堂々と営業していたりするくらいですから・・・。
Re: (スコア:0)
> 大国と途上国の立場を都合よく使い分けるあの国
日本人から見れば、だいたい1つくらいに絞られると思うけど、全世界で見ればそういう国はいくつかありそうだ。
# もちろん、だからといって、それが許されるとか罪が軽くなるという意味ではない。
Re: (スコア:0)
日ではじまって本で終わる国?
Re:犯人はお前だ! (スコア:2)
ああ、そこは、世界でもっとも成功した社会主義国だね。
緩やかな死 (スコア:0)
数世紀単位でみれば文明の発展で生物学的に地球環境はたいそう住みにくい環境に
なってきた気がするんだが、それを緩和する技術も発展したことで「慣れ」てしまってるのかな
#学者的に言わせると今は「大量絶滅期間」であると何かに書いてあったな
そういう意味では本当に壊滅的な何かが一度訪れないと世界規模での対策ってなかなか難しいね