カリフォルニア州の地震 特産ワインに被害

8月25日 13時52分

アメリカ西部、カリフォルニア州のサンフランシスコ近郊で日本時間２４日夜、マグニチュード６．０の地震があり、これまでに１２０人がけがをしたほか、現地特産のワインに被害が出るなど地元産業への影響も懸念されています。

アメリカの地質調査所によりますと、２４日午前３時すぎ（日本時間２４日夜７時すぎ）、カリフォルニア州のサンフランシスコ湾北部のナパ近郊で、マグニチュード６．０の地震がありました。
この地震で、ナパ中心部の一部の建物の外壁が崩れたり、可動式住宅数棟が焼ける火災が起きたりして、ＡＰ通信によりますと、これまでに少なくとも１２０人がけがをしました。
サンフランシスコ近郊では、１９８９年にも６０人以上が死亡する地震が起きていて、地元のメディアは、今回の地震はそれ以来の規模のものだと伝えています。
ナパ周辺はワインの産地として知られていますが、アメリカ・ＡＢＣテレビは、１本数万円ほどのワインボトルが数多く割れるなどして被害が出ていると伝えています。また、ワインの醸造所では、停電でワインを貯蔵するタンク内の温度管理ができなくなるなど生産への影響も懸念されています。
醸造所の男性は「あすもこのままならワインがだめになってしまうので、きょうまでになんとか発電機を手に入れたい」と話していました。