刑事ドラマをあまり見ない人でも警官が犯罪者とすったもんだの末に殉職、『二階級特進』というのはなんとなく想像がつくだろう。
何よりも生きてるのが一番だけどな
警察内での昇進は普通は昇進試験に合格する事で上がっていく。
例外として重大事件に関わる犯罪者の逮捕や、警察関係者の特筆すべき功績(五輪で金メダル等)等でも昇進する事があるが、それもせいぜい一階級のみ。
二階級特進というのは現実的には殉職だけなのである。
この制度は明治初期、当時の軍隊で亡くなった兵士にお金や勲章を与え、二階級特進させていた制度を真似たもの。
少し意外に思うかもしれないがこの制度は法律で定められたものではなく、いわば慣例。
こうすることで亡くなった警察官の功績を讃え、霊をなぐさめるのである。
そして残された者にはこれが一番デカイかもしれないが(おいw)、殉職による遺族への補償は最終の階級によって行われるため遺族に少しでも手厚い補償が行われるように、と続けられている慣習でもあるわけだ。
しかし毎日犯罪が報道されているとはいえ、比較的治安のいい国日本。
殉職理由の第一位は発砲事件などの凶悪事件ではなく、徹夜の激務やミスできないストレスからくる過労死だという……
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