【広島】最少タイ2安打で2位浮上逃す 中崎は8月初失点
2014年8月25日6時0分 スポーツ報知
◆広島2―8阪神(24日・マツダスタジアム)
あまりに淡泊だった。5点を追う9回。2番・菊池から始まる好打順もあっさり3人で終わった。放った安打は3回の2本のみで、今季最少タイの2安打。野村監督は「ここにきて安打が出ていないし、つながらない」と嘆いた。
打線の浮き沈みが激しい。20日のDeNA戦(横浜)まで球団タイの8試合連続2ケタ安打をマークしながら、翌日からの4試合は1ケタ安打で計22安打。終盤まで1点をリードしながら、クリーンアップが無安打では流れをたぐり寄せることができない。8回にはセットアッパーの中崎が制球に苦しみ、8月の8登板目で初失点となる3点を献上した。
勝てば、巨人に2ゲーム差に迫り、7月12日以来の2位に浮上するはずだったが、手痛い逆転負けだ。縁起の良かった真っ赤な限定ユニホームでも3試合目で初黒星を喫した。「あの(3回の)ワンチャンスの2点で逃げ切ろうと思っていないけど、(中崎らが)“戦う人”になっていないのが残念だね。自滅の負け方です」と指揮官は指摘。本塁打、打点でリーグ1位のエルドレッドは不振でいまだに2軍調整中。再び勢いを取り戻さなければならない。(田島 正登)