【阪神】マートン、9回みそぎ弾!お騒がせ男が改心
◆広島2―8阪神(24日・マツダスタジアム)
ベテランの執念がチームを救った。8回に同点に追いつき、なお1死満塁。代打・関本は内角高めの甘い直球を捉えた。「カウント有利だったから外野フライというのは頭になかった」と、勝負のひと振りは左中間への2点二塁打。チームの連敗を2で止めた。
逆転劇を演出したのはマートンだった。8回1死一塁で高めの直球を右前へ運んだ。「この3連戦はボール球に手を出していたが、最後に修正できた」。なおも1死満塁と中崎を攻め立て、伊藤隼の押し出し四球で同点。直後に勝ち越し打が生まれた。
9回には“みそぎの一発”も飛び出した。1死一、三塁から左翼席へ12号3ラン。前日(23日)の同カードでは初回にストライクの判定を巡り、球審に暴言を吐いて退場。早々とポイントゲッターを失ったチームは敗れた。「昨日の今日で、相当、気合を入れて球場に入っていた」と和田監督。お騒がせ男は改心して結果を残した。
あのときもそうだった。昨年8月14日の広島戦(京セラD)でもストライクの判定を巡り侮辱行為で退場。しかし、翌15日に決勝2ランを放った。迷惑をかけた翌日は活躍。そんなM砲は「(終盤に)みんなでつないでいい形で点を取れた。あさってから勢いに乗っていける」と勝利を喜んだ。
負ければ3位転落の危機だったが、逆転勝ちして、今季初の同一カード3連戦3連敗を逃れた。「重い雰囲気を取り払って東京ドームにいける。勝って少しでもゲーム差を減らして、もう1回勝負したい」と指揮官。巨人とのゲーム差を1・5に縮め、26日からは勝負の3連戦。まだまだペナントの火は消さない。(酒谷 裕)