小林、３か月半ぶり２号弾！「しっかり打ち返せた」

　◆巨人３―７中日（２４日・東京ドーム）

　４点を追う７回、先頭の小林は又吉の投げた１４４キロの直球を完璧に捉えた。

　「いい投手で球も速い。力のあるボールでしたが、しっかり打ち返すことができました」。左翼席中段に飛び込む２号ソロ。５月７日のＤｅＮＡ戦（東京Ｄ）以来、約３か月半ぶりのアーチをかけた。

　６回の守備から実松に代わって途中出場。打撃で見せ場を作ったが、守りでは課題の多い試合となった。

　１点差で迎えた７回無死二塁。大島のバントが投前に。「２点を返した後だったので『この１点が大事だ』と思っていた」。捕球した久保に三塁を指さす。だが、久保がボールを握り損ねたこともあって、送球できずにピンチが広がった。そして、その後に３連続押し出しの悲劇。「投手のためにもっと考えてやらなければいけなかった」と反省した。

　８月に入って阿部の一塁起用が増え、先発マスクをかぶる機会が多くなった。試合後は翌日の先発投手、対戦相手のデータや映像を見て研究する毎日を送っている。「休みの日とかは野球のことは考えたくない。でも、勝手に考えちゃうんです」。まさに野球漬けの日々だが「経験させてもらえるのはありがたいこと」と前向きに取り組んでいる。（井上　信太郎）