久保、セ・ワーストタイ3連続押し出し四球 反撃ムードしぼみ「恥ずかしい」
◆巨人3―7中日(24日・東京ドーム)
巨人は今季、東京D最後の中日戦を白星で飾れず、連勝が3で止まった。6回に阿部、高橋由の適時打で2点を奪い、1点差に迫ったが7回、4番手の久保が大乱調。セ・リーグワーストタイとなる3連続押し出し四球で試合をぶち壊した。2位・阪神と3位・広島の直接対決は、阪神が逆転勝ち。巨人は26日から本拠地で1・5差の阪神を迎え撃つ。
試合終了から1分もたたないうちに、原監督は会見場に姿を見せた。
「いい形で追い上げていたんだがね。プロとして、非常に恥ずかしい勝負をしたし、させたというところ。そこは反省したい」
7回、3連続押し出し四球で3点を献上した久保と、そのリリーバーを起用した自分自身を責めるようなコメントだった。
6回に阿部、高橋由の適時打で1点差に迫った直後だった。どよめきが次第に大きくなり、最後はため息に変わった。マウンドで久保がもがき、苦しんだ。
2死二、三塁から平田を敬遠気味に歩かせた後、森野、エルナンデス、谷繁に対して、ボール、ボール、ボール…。ストライクは2球だけの3連続押し出し四球で3失点だ。「追い上げムードだったので、チームに申し訳ないことをしたし、すごく恥ずかしい」。久保はこう反省したが、反撃ムードは一瞬にして消えた。
ミスも影響した。先頭の代打・高橋周に右翼線二塁打。続く大島のバントを久保が捕球、三塁へ送球しようとしたが、握り返すようなしぐさを見せて、結局は投げられず(記録は内野安打)、オールセーフ。何とか2死までこぎつけたが、ここから悪夢が始まった。
この6連戦で4試合目の登板。だが、前日(23日)は大竹が完投勝利を挙げており、救援陣は休養できた。登板過多は言い訳にはならないだろう。久保自身、「そういうのはないです」と否定。だとすれば、微調整が利かなかったのか。
山口、マシソン、西村、そして久保。原監督が勝利の方程式として理想に挙げる4人だ。現在、菅野が右手中指の腱(けん)の炎症と腰の違和感のため、復帰時期は未定。杉内は約1か月半も勝利から遠ざかり、内海は今季まだ3勝と乗り切れていない。
先発陣が万全ではないだけに、救援陣への負担は大きくなる。中でもロングリリーフも可能な久保への期待は大きい。
接戦が続く中でも、原監督は「慣れたよ」と笑っていた。それも、久保らリリーバーが計算できていたからこそ。この敗戦を、これから佳境を迎えるペナントレースへの戒めにしなければならない。(水井 基博)