【楽天】稼頭央、日米2500安打!「僕らしいクリーンヒット」
◆オリックス4―8楽天(24日・京セラドーム大阪)
一塁ベースを回ったところで、松井稼は歓声に応えた。初回、初球の真ん中低めの真っすぐをはじき返した中前安打が、日米通算2500本目となった。
「僕らしいクリーンヒットだったと思う。昨日、『あと1本』と言われて、まさか1打席目で打てると思わなかった。2000本の時よりプレッシャーもなく打席に立てた。これだけ長くやらせてもらっていることに感謝」
日米通算ではヤンキースのイチロー(4095安打)、松井秀喜氏(2634本)に続き、3人目の到達。プロ21年目。長いキャリアで積み上げてきた実績をかみ締めた。
2501本目はチームを連勝に導く一打となった。1―2と逆転された直後の2回1死二、三塁。決勝の4号3ランを右中間に運んだ。「ホームランはおまけ。(味方が)つないでくれたので、最高の結果がついてきた」。8回にも2死一、三塁からダメ押しの8点目を奪う左前適時打を放ち、猛打賞で4打点。自らの節目を派手に祝った。
今年5月から三塁に挑戦し、ここにきて外野にも挑戦している。一日でも長く野球を続けるため、コンバートを受け入れ、猛練習に取り組む。「もう足が棒だよ…」。試合前からヘトヘトになるほどだ。チームメートが「チーム一」と口をそろえる練習量が今年はさらに増えている。「体のことを考えて、減らしながらやってきたけど、年齢的なこともある。しっかり走り込んで打ち込まないといけない」。8月の月間打率は3割5分7厘。3本塁打。12戦連続安打をマークと、バテるどころか進化している。
この日の3安打で日本での通算安打は1887本。2000安打に113本と迫ってきた。「今年、1本でも多く積み重ねていきたいし、チームのため、自分のために1本でも多く打ちたい」。10月に39歳になるベテランは、あくなき挑戦を続けている。(畑中 祐司)