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<知床半島>道迷い洞窟で待機 42歳男性が7日ぶり生還
毎日新聞 8月24日(日)23時57分配信
24日午前9時半ごろ、北海道・知床半島(斜里<しゃり>町)の林道で、道路わき斜面に男性がいるのを知床財団の職員が見つけた。道警斜里署によると、17日に知床連山に入山後、行方不明になっていた札幌市白石区菊水3の5、会社員、難波敏次さん(42)で、病院に搬送されたが、命に別条はないという。
同署などによると、難波さんは道に迷い沢に滑落。ほら穴の中で予備の食料を食べて救助を待っていたが、食料が尽きたため自力で林道に出ようとして発見されたという。
難波さんは17日、斜里町の羅臼岳(らうすだけ)岩尾別(いわおべつ)登山口から日帰りの予定で入山。その際、知床財団からクマよけスプレーを借りたが返しに来ないため財団が20日に通報。同署などが捜索していたが、22日でいったん捜索を打ち切っていた。難波さんを発見した財団職員はクマの生態を調査中だった。【山田泰雄】
最終更新:8月25日(月)8時19分