［ボート］ボートレースメモリアル　注目選手（２）

　１２年ぶりに平和島に返ってくるグランプリ（賞金王決定戦）。地元のエース・浜野谷憲吾にとっては、是が非でも出場したい一戦。今年前半はなかなか波に乗れず苦戦を強いられたが、前回ＳＧ・オーシャンＣ（まるがめ）の優勝戦で２着。掉尾（とうび）の大一番でのベスト６入りに向けて、ここからエンジンが吹き上がるに違いない。

　７月の蒲郡周年記念の４日目にフライング。これで１０月に蒲郡で開催されるダービー（日本選手権）の出走権利が消滅。年末の大一番出場を狙う浜野谷にとっては、勝負どころでのビッグレース不出場は手痛かった。オーシャンＣ時、浜野谷は「今回は無欲でいきます。欲をかいてもしょうがない」。意気消沈とまではいかないが、さすがに顔色は冴えなかった。だが、欲を捨てたのが功を奏したのだろうか…。あれよあれよと勝ち上がると、きっちり準優勝を物にして、賞金ランクも１２位（８月２３日現在）にアップ。グランプリチケットは、ほぼ手中に収める域に達したが、節間を有利に戦えるベスト６入りのためには、今回は完全に勝負駆けの一戦となる。

　直前に行われた江戸川ボートの優勝戦。まさかの出遅れとなったが、これは選手責任外での一件。つかみかけたゴールデンチケットを、スルリと失いかけるところだったが問題はない。今度こそ久々のＳＧ制覇を決めて、地元でのグランプリ制覇への近道をゲットしたい。

　◆若松メモリアルクオカードを１０人に　あす２６日から３１日まで、若松ボートで行なわれるナイターＳＧ「ボートレースメモリアル」の開催を記念して作製されたオリジナルクオカードを、本紙読者１０人にプレゼントします。希望者はハガキに住所、氏名、年齢、性別、電話番号と優勝してほしいボートレーサー名を明記の上　〒１００　８５０２　東京中日スポーツ広告部「若松ボートレースメモリアル　クオカードプレゼント」係まで。９月２日必着。当せん者にはクオカードを送ります。