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【サッカー】

本田3戦連発 セリエA開幕へ好調アピール

2014年8月25日 紙面から

ユベントス戦で決勝ゴールを決めるACミランの本田(右)(共同)

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 【レッジョネレミリア(イタリア)酒巻陽子】MF本田圭佑(28)が所属するイタリア・セリエAのACミランは23日、ユベントス、サッスオロが参加した親善試合のTIMカップに出場し、2戦2勝で優勝した。大会は3チームが総当たりで、それぞれと45分ずつを戦う変則方式で実施され、ミランはユベントスを1−0、サッスオロを2−0で下した。本田はユベントス戦で決勝点、サッスオロ戦では1アシストを記録する活躍ぶりで2連勝に大きく貢献し、最優秀選手に選ばれた。

 本田が復権に向け、調子を上げてきた。ユベントス戦の30分、左サイドからのDFデシリオのマイナス気味の折り返しを左足でタイミングよく合わせ、豪快にゴールネットを揺らした。まだ開幕前のプレシーズンマッチということで派手なガッツポーズこそなかったものの、3戦連発となるゴールに充実の表情をのぞかせた。

 続く2戦目のサッスオロ戦では19分に絶妙のアシストを記録。中央からFWエルシャラウィに鮮やかにロングパスを通し、チームに再度得点をもたらした。

 ホームで迎える開幕のラツィオ戦(31日)に向け、好調をアピールした。

 試合終了後、本田は取材に応じなかったが、インザギ監督は大会MVPに輝いた背番号「10」のプレーぶりを称賛した。「本田はよくやった。20日前にも言ったように、本田はイタリアのメディアに過小評価されていると思う。練習を重ねたことでピッチで持ち味が生かされている。このパフォーマンスを続けて欲しい」と満足そう。ガリアーニ副会長も「素晴らしいプレーだった。今季の彼は文句なしに主力になる」と期待を寄せた。

 試合翌日のイタリア紙も当然、本田を高く評価した。チーム最高点となる「7・5」をつけたのはトゥット・スポルト紙。コリエレ・デロ・スポルト紙は「本田の一発でユベントスをKO」との見出しを掲げ、ガゼッタ・デロ・スポルト紙も「遜色ないプレーで相手に打撃を与えた」とたたえた。

 

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