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【スポーツ】

日本 悔しい銀 ブラジルにストレート負け

2014年8月25日 紙面から

日本−ブラジル 第2セット、得点に喜ぶブラジル代表を前に真剣な表情の日本代表=東京・有明コロシアムで(武藤健一撮影)

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◇バレーボール女子ワールドGP

 バレーボール女子のワールドグランプリ(GP)決勝ラウンド最終日は24日、東京・有明コロシアムで行われ、世界ランク3位の日本は同1位のブラジルに0−3(15−25、18−25、25−27)のストレート負けを喫し、準優勝に終わった。1993年から開催されている同大会で初のメダル獲得。大会MVPには佐野優子(35)=デンソー=が選ばれた。

 金メダルに輝いた東京五輪から50年−。首都で「東洋の魔女」完全復活は果たせなかった。王国の壁は厚く、1人の選手が複数のポジションをこなす新戦術「ハイブリッド6」もはね返された。真鍋監督は「メダルはうれしいが、ブラジルがすごかった。力負けです」と完敗を認めた。

 4人がシンクロする攻撃が読まれ、封じられた。ブラジルのブロック得点は、日本の3倍以上となる10点。主将の木村は「(金メダルが懸かった一戦で)みんな硬かった。セッターやスパイカーの癖も研究されていた」と脱帽した。指揮官も「最後は個人。個人技を上げないといけない」と強調した。

 だが、時間の経過とともに新魔法「ハイブリッド6」の一端を披露した。3セット目はジュースに持ち込む接戦となり、絶対女王を苦しめた。木村は「(新戦術を)継続することで絆は強くなった。リオ五輪で金メダルを取るためにいい勉強になった」と言った。初めて手にした銀メダルには、2年後の世界一につながる課題と収穫が詰まった重みがあった。 (占部哲也)

 

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