コンゴ民主共和国でもエボラ熱発生、西アフリカの流行とは「無関係」
2014年08月25日 06:41 発信地:フリータウン/シエラレオネ
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×西アフリカ・シエラレオネ東部カイラフン(Kailahun)にある国際医療支援団体「国境なき医師団(Doctors Without Borders、MSF)」の治療施設で、エボラウイルスに感染した子どもの食事の面倒を見る医療スタッフ(2014年8月15日撮影、資料写真)。(c)AFP/Carl de Souza
【8月25日 AFP】アフリカ中部・コンゴ民主共和国(旧ザイール)は24日、同国内で今年初となるエボラ出血熱の感染者を2人確認したと発表した。ただ、西アフリカ4か国で猛威を振るっているエボラ熱の流行とは無関係としている。
コンゴのフェリックス・カバンゲ・ヌンビ(Felix Kabange Numbi)保健相はAFPに対し、謎の熱病によって死亡した患者らから採取した検体8件のうち、2件からエボラウイルスが検出されたと語った。
エボラウイルスは、1976年にコンゴ民主共和国のエボラ川(Ebola River)近くで初めて確認された。同保健相が後に公共テレビで発表したところによると、今回のエボラ熱発生は同国史上7回目。だが、西アフリカで発生しているエボラ熱の流行とは「つながりはない」といい、感染者2人から検出されたウイルス株もそれぞれ異なっていたという。
今回のエボラ熱発生が確認されたのは、首都キンシャサ(Kinshasa)から1200キロ余り北東にある赤道(Equateur)州Jera近郊。当局は直ちに発生地域を隔離する措置を取った。(c)AFP