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明るく楽しくおいしく仏法修行 女性に人気「高野山カフェ」

夜景をバックに、ミラーボールの下で僧侶らがお経を唱える
夜景をバックに、ミラーボールの下で僧侶らがお経を唱える
Photo By スポニチ

 真言密教の聖地・高野山(和歌山県高野町)の人気が、若い女性の間で高まっている。東京・丸の内の新丸ビルでは、精進料理スイーツなどのほか、お経ライブや写経、瞑想(めいそう)体験が楽しめるイベント「高野山カフェ」が29日にスタートする。今年で開催8年目を迎え、毎回、癒やしを求めるOLらに人気。同イベントを契機に、聖地巡礼の女子旅も増えているという。

 天井にミラーボールがキラキラ輝き、ガラス越しに高層ビル群の夜景が浮かび上がる部屋に、袈裟(けさ)をまとった僧侶たちが唱えるお経が響く。見た目のギャップに驚くが、独特の旋律がついた歌のような発声は「声明(しょうみょう)」と呼ばれ、実際に法要などで行われる儀式。幻想的な雰囲気の中、不思議と心が落ち着く。

 「高野山カフェ」は精進料理とともに、さまざまな仏教体験が楽しめる期間限定のイベント。2007年に東京・表参道で初開催され、翌年から新丸ビル7階の飲食フロアで行われている。今年は29日〜9月7日の10日間。般若心経を約1時間、無心に書き写す写経体験も、雑念を振り払い、心が穏やかになると人気だ。今年は真言宗の瞑想法の一つ「阿字観(あじかん)」も行われる。

 僧侶を囲んでのフリートーク「僧侶ともっと語らナイト」という催しもある。個人的な悩み相談もOKで、イベントを主催する南海電鉄東京支社の担当者によると「真言密教の教えに裏打ちされた深い答えが返ってくる」。“美坊主”と呼ばれるイケメンで人気のある僧侶もいるといい、このあたりも女性の心をくすぐっているようだ。

 南海電鉄によると「昨年来場された約6000人の約7割が女性。写経は9割が女性」だという。「真言密教の聖地 高野山へ行こう!」などの著書があり、仏教レジャーサークル「丸の内はんにゃ会」の田中ひろみ代表は「少し前から仏女ブームで、仏教に興味のある女性が増えている。私もですが、歴史好きの“歴女ブーム”から自然に移行した人が多いのでは」と指摘する。

 会場が丸の内のオフィス街ということもあり、仕事や人間関係に疲れた女性が、癒やしや救いを仏教に求めるという側面もあるようだ。

 ≪飲食店9店≫「カフェ」という名称のイベントだけに、飲食店9店のメニューも魅力たっぷり。麩(ふ)を使ったケーキなどの“精進スイーツ”や“精進イタリアン”など店ごとの特色を生かした料理を提供。こちらも女子のハートをつかんでいる要因だ。

[ 2014年8月25日 05:30 ]

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