2014.08.18 カテゴリ: エンジン
最適化エンジン 阪神内燃機工業 LA28G 1000ps type TAISA
今回、進宝丸に搭載された阪神内燃機工業 LA28G 280min-1は、実馬力1600psにチューンされたエンジンを1000psにディレートして最適化したエンジンです

この主機の特徴でもある油圧動弁
省エネを追求した結果、このエンジンに辿りついたのですが、見た目の美しさもあります

過給機は三菱重工 MET 26SRⅡ

逆転機はMN-930
心配された通路幅ですが両舷とも通行可能です

軸発は80KVA

バラストバルブ

バラストポンプは100㎥/h

工具置き付き type Taisa

補機はヤンマー 130KVA 防振ゴム仕様

燃料流量計 流量計は取り付け方向(縦横)を間違わないようにしましょう!

このあたりのSUS仕様は、矢野造船標準仕様です


アメロイド LO清浄器

セントラルクーリング アルファラバル

溶接機 ホールドコンパニオンに近い場所に設置し、延長コードをボースンストアまで延長しています

工作作業台 type Taisa

KTC メカニキット type Taisa


ライブカメラ 固定でズームもパンもできませんがエンジン場の雰囲気みるだけなら十分な性能です

PCから見た映像 この船がネットにつながっている状況でしたら、スマホや遠隔地からのPCでも閲覧可能です(パスワードあり)

監視室 type Taisa
このクラスには贅沢な仕様ですが、配電盤の保護と作業と事務を分けられるメリット 機関部のモチベーション向上につながると思い採用しました



ポンプ類は全て、積算時間計付き type Taisa


監視室でも現在地がわかります

ライブカメラにて航海状況 荷役状況も見れます

ここにもKTCがありました type Taisa

置きタンクは、足長にしてあります type Taisa


アメロイドの海洋生物付着防止装置 マグ馬力 採用
セントラル入口

シーチェスト出口

船尾注水管

舵機室

予備品倉庫 通路付き type Taisa


雑用コンプレッサーは5.5kw トモとオモテに各一基 バラ積み仕様

省エネ作動油 スーパーハイランドSE32 採用(JX日鉱エネルギー・天宗) エスケエ鉄工 SKウインチポンプユニット防振付 タンク製作(加藤組)

舵機の作動油にも省エネ作動油 スーパーハイランドSE32 採用

バッテリーはSS-200

エンジン場入口

そして、見学した皆から“いいね!”をいただけるワンタッチロック水密ドア type Kinriki

省エネは、心技体知と一緒で主機とプロペラ・船体、そして省エネマネジメントが大切だと思います
大きな馬力のエンジンを搭載すると、油を食うと言うイメージを持ちがちですが
主機の燃料消費率 回転数 プロペラダイヤ そして船体。これらのマッチングにより省エネが実現できます
プロペラ計算も奥が深く非常に面白いです。プロペラダイヤ アパーチャー 追求すればするほど面白いです
アプローチは、いろいろあると思います。中速エンジンと減速大口径も方法の一つですし、低速エンジンの減速大口径も方法の一つです。じゃあそれ以外はダメかと言えばそうではありません。
499GTに1800ps-2000psがベストマッチでありますし、この800DWクラスには1400ps-1600psがベストマッチです
更に、速力がそこそこで良いと言う499GTには1600psがベストマッチと言う場合もあります
省エネは燃費日本一を決める大会ではございません。
各社・各船種・各航路によって条件・荷主要求が違いますから、その中で最高のパフォーマンスを提供する“最適化”が大切ではないかと考えます
このクラスで燃費が時間10L違えば年間で350万から400万近い差(A重油)が出てきます 14年で5000万以上の差が出ます
チャーターだから燃料は関係ないと言われればそれまでですが、省エネ努力が報われる業界文化が必要だと思います
ただ、注意しないといけない点は、業界にありがちな”時間燃費だけでの判断”は、一つの項目の評価に過ぎず
燃費はいいけど遅くて荷役に間に合わないでは、オペレーターの売上にもかかわってきます
リッター/マイル トン/マイル その船体性能における省エネ努力(省エネマネジメント)の総合評価が必要だと思います
この主機の特徴でもある油圧動弁
省エネを追求した結果、このエンジンに辿りついたのですが、見た目の美しさもあります
過給機は三菱重工 MET 26SRⅡ
逆転機はMN-930
心配された通路幅ですが両舷とも通行可能です
軸発は80KVA
バラストバルブ
バラストポンプは100㎥/h
工具置き付き type Taisa
補機はヤンマー 130KVA 防振ゴム仕様
燃料流量計 流量計は取り付け方向(縦横)を間違わないようにしましょう!
このあたりのSUS仕様は、矢野造船標準仕様です
アメロイド LO清浄器
セントラルクーリング アルファラバル
溶接機 ホールドコンパニオンに近い場所に設置し、延長コードをボースンストアまで延長しています
工作作業台 type Taisa
KTC メカニキット type Taisa
ライブカメラ 固定でズームもパンもできませんがエンジン場の雰囲気みるだけなら十分な性能です
PCから見た映像 この船がネットにつながっている状況でしたら、スマホや遠隔地からのPCでも閲覧可能です(パスワードあり)
監視室 type Taisa
このクラスには贅沢な仕様ですが、配電盤の保護と作業と事務を分けられるメリット 機関部のモチベーション向上につながると思い採用しました
ポンプ類は全て、積算時間計付き type Taisa
監視室でも現在地がわかります
ライブカメラにて航海状況 荷役状況も見れます
ここにもKTCがありました type Taisa
置きタンクは、足長にしてあります type Taisa
アメロイドの海洋生物付着防止装置 マグ馬力 採用
セントラル入口
シーチェスト出口
船尾注水管
舵機室
予備品倉庫 通路付き type Taisa
雑用コンプレッサーは5.5kw トモとオモテに各一基 バラ積み仕様
省エネ作動油 スーパーハイランドSE32 採用(JX日鉱エネルギー・天宗) エスケエ鉄工 SKウインチポンプユニット防振付 タンク製作(加藤組)
舵機の作動油にも省エネ作動油 スーパーハイランドSE32 採用
バッテリーはSS-200
エンジン場入口
そして、見学した皆から“いいね!”をいただけるワンタッチロック水密ドア type Kinriki
省エネは、心技体知と一緒で主機とプロペラ・船体、そして省エネマネジメントが大切だと思います
大きな馬力のエンジンを搭載すると、油を食うと言うイメージを持ちがちですが
主機の燃料消費率 回転数 プロペラダイヤ そして船体。これらのマッチングにより省エネが実現できます
プロペラ計算も奥が深く非常に面白いです。プロペラダイヤ アパーチャー 追求すればするほど面白いです
アプローチは、いろいろあると思います。中速エンジンと減速大口径も方法の一つですし、低速エンジンの減速大口径も方法の一つです。じゃあそれ以外はダメかと言えばそうではありません。
499GTに1800ps-2000psがベストマッチでありますし、この800DWクラスには1400ps-1600psがベストマッチです
更に、速力がそこそこで良いと言う499GTには1600psがベストマッチと言う場合もあります
省エネは燃費日本一を決める大会ではございません。
各社・各船種・各航路によって条件・荷主要求が違いますから、その中で最高のパフォーマンスを提供する“最適化”が大切ではないかと考えます
このクラスで燃費が時間10L違えば年間で350万から400万近い差(A重油)が出てきます 14年で5000万以上の差が出ます
チャーターだから燃料は関係ないと言われればそれまでですが、省エネ努力が報われる業界文化が必要だと思います
ただ、注意しないといけない点は、業界にありがちな”時間燃費だけでの判断”は、一つの項目の評価に過ぎず
燃費はいいけど遅くて荷役に間に合わないでは、オペレーターの売上にもかかわってきます
リッター/マイル トン/マイル その船体性能における省エネ努力(省エネマネジメント)の総合評価が必要だと思います
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沢山の思いが詰まった素晴らしい船になったと思います。 省エネ最適船 船体 エンジン プロペラのマッチングは私も凄く興味深いです 暫くはペンキ塗りに追われると思いますが 頑張って下さいね
百音丸竣工二年生ですが竣工後のペンキ塗りのおかげで綺麗に保ってますよ。
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