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【ゴルフ】

渡辺彩香が4打差3位に浮上

2014年8月24日 紙面から

CATレディース第2日、1番で雨の中ティーショットを放つ渡辺彩香(沢田将人撮影)

写真

◇CATレディース<第2日>

 ▽22日、神奈川県足柄下郡箱根町・大箱根CC(6701ヤード、パー73)▽雨、気温20・7度、風速0・2メートル▽賞金総額6000万円、優勝1080万円▽94選手▽観衆4274人

 期待の大砲・渡辺彩香(20)=ユピテル=が4バーディー、1ボギーのベストスコア70で回り、通算4アンダーの3位に浮上した。首位と4打差から、3月アクサレディス以来のツアー2勝目を目指して最終日最終組を回る。首位は8アンダーで森田理香子(24)=リコー、3打差の5アンダー2位に上田桃子(28)が続き、現在賞金ランクトップのイ・ボミ(韓国)と山本薫里(40)が渡辺と並ぶ3位につけている。

 最終18番パー5は、是が非でもバーディーで上がりたかった。渡辺は第2打でグリーン左のラフまで持っていき、アプローチはカップから80センチに寄せた。それを沈めて70、3位タイでホールアウト。初優勝した3月のアクサレディス以来5カ月ぶりに最終日最終組の席を得た。

 「午前中、激しい風雨の中、イーブンパーで回れたので、(天気がよくなった)後半は伸ばしたいと思ってた。先週ぐらいから調子は良くなってます」。ドライバーを新しくしたことや全米女子オープン、全英リコー女子オープンでのメジャー体験が「今は風に負けない強い球が打てる」ことにつながっているという。そしてもうひとつ、スコアメークを支える要素が…。

 前週のNEC軽井沢72ゴルフで“憧れの人”福嶋晃子と2日間同組で回った。「ショットはもちろん、グリーンを外した時のアプローチ、じっくり見させてもらって、本当に勉強になりました」という。中学時代から渡辺の心を奪った福嶋の小技。「難しいライからでもフワッとやわらかい球で寄せられる。ゆっくりクラブヘッドが動く、あのフェース使い。まだまねできないけれど、練習していきたい」。脳裏に刻んだ残像が、最終ホールの寄せにも生きた。

 首位と4打差。今大会は熱海から自宅通勤する。ビッグドライブと繊細アプローチで、昨年の賞金女王に体当たりする。 (月橋文美)

 

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