Ｖ６森田剛　情熱的にタンゴ　主演舞台製作発表

　アイドルグループ「Ｖ６」の森田剛（３５）が２２日、東京都台東区の東京キネマ倶楽部で、主演舞台「ブエノスアイレス午前零時」（行定勲演出）の製作発表に出席。共演の原田美枝子（５５）、瀧本美織（２２）らとともに意気込みを語った。

　１９９８年の芥川賞受賞作品となった藤沢周さんのベストセラー小説を初舞台化。新潟のホテルで働く青年・カザマ（森田）は、宿泊客の年老いた盲目の女性・マリア（原田）が語るブエノスアイレスでの過去の話に引き込まれていく。世代と世界を超えた究極のラブストーリーだ。

　森田は原田や瀧本と重要な場面で情熱的なアルゼンチンタンゴを踊る。それぞれが特訓中というが、男性がリードする必要があるため、照れ屋の森田は困惑気味に「密着感がすごいので、コミュニケーションが必要。自分から積極的に話し掛けないと…。シャイな森田剛は捨てます」と自分に言い聞かせていた。

　若き日のマリア役を演じる瀧本は舞台初挑戦。歌やダンスは大好きといい「色気の準備をしたい」と上目遣いでアピールした。公演は１１月２８日〜１２月２１日まで東京・新国立劇場・中劇場、１２月２５〜２９日まで大阪・シアターＢＲＡＶＡ！で。