「イカ・ウニ・赤米」梅乃葉のグルメニュース

活イカ直売市が盛況です。

今年も始まりました！「須佐男命いか直売市」（今年の模様）
今年の人手は凄かったようで、これが毎週続くと漁師も嬉しい悲鳴なんですが。。
それだけ、多くの人が活イカが食べたい！って思ってくれているということで、嬉しいですね。

活イカを活きたまま自宅へ！？

ほとんどの方が、自宅へもち帰って食べられたと思うのですが、中には常連の方もいて、クーラーボックスに海水を入れて活かして持って帰る方もいるそうです。（結構難しいですよ。。共食いしますし・・）

最近では珍しくなくなってきましたが、活イカの真空パックなるものも、活きたまま持ち帰ったり、宅配してくれたりできるので、活きてる活イカを自宅で食べられることも珍しくありません。この辺では萩のシーマートさんにあります。

直売市で買っても、日中どこかへ立ち寄られて帰られるなら、もちろん、イカ自体は死んでしまいますけど。

要注意！絶対食べてはいけません。

そんな、活きたイカを食べる時の絶対の注意です。
この部位は活きてる時に、もしくは超新鮮な時に、生食してはいません。

内臓の中の精巣です。↓

直売市などで購入された方は見たことあるんじゃないですか？

別に毒があるわけじゃありません。

イカの精子がなんで？って思うでしょうけど、別に毒があるわけじゃありません。
簡単に言うと・・・・、





人を食べるんです。



（簡単に言い過ぎです。。）


口の中で、そこかしこにかぶりつき、口内や舌の肉の中に入り込むんです。
で、口の中に、赤い斑点のようなものができ、（実際そこにはかぶりついた精子が入り込んでいるんですが）当然、チクチク？かどの程度かはわかりませんが痛いそうです。

活イカ本体がそうであるように、餌に取り付いて直ぐに食べようとします。
調理しようと触ると、下足が巻きついてきて指を噛もうと（実際は食べるんですが）してきます。
まさに、その行為を極限にシンプルにしたイカの本能と言うべき行動を、精子の段階でやっちゃうんです。

ちょっとしたオカルトなんですが、本当の話です。

歯科学会で報告されています。

形が形なんで、何者かもわからず、赤い斑点などの症状から、寄生虫の類と診断されるケースが多いそうですが、近年、歯科の世界で解明され、犯人がこいつらだということがわかってきたとのこと。漁師でなられるケースも当然あるそうです。
　
私も学会資料を見させて頂きましたが、かなり、専門的に研究・検証されていて（当たり前）、報告例には、スルメイカやヤリイカ（多分この中に剣先イカも含んでいます）がありました。多分、他の種（アオリイカなど）でも同じことが言えるのではと思います。
　

あ、活きてなきゃどーでもいいですよｗ

死んでれば関係のない話です。
イカをしめてから、どのくらいで精子が死ぬのかはわかりませんが、
しばらくは生きていそうですし、ともかく鮮度の高い活イカを調理されるときは、この部位をはずしましょう。
まあ、食べても、パリパリっとした柔らかい小骨のような食感っちゅうだけで、美味いかどうかは別問題ですが・・・・・・・・・・・



って、お前食べたのかよ！（沖漬けにしてですけどね。）




先日、団体ツアーで来られたお客様との会話で、たまたま出た話題だったので、最近は、自分でイカを釣られたり、活きたまま購入し自宅で調理することも珍しくなくなってきたことを感じましたので、ちょっとした注意事項です。