香川　マンＵ放出再燃　英紙報道　移籍市場終了の今月中

　【ロンドン原田公樹】２２日付の英国夕刊紙イブニング・スタンダードは、イングランド・プレミアリーグ、マンチェスター・ユナイテッドのＭＦ香川真司（２５）がファンハール監督の構想外となり、９月１日に移籍市場が終了するまでに移籍すると報じた。イングランド代表のトム・クレバリーも放出候補という。

　今夏の米国ツアーの終盤、香川は評価を上げ、残留の可能性が高い−と一部の英国メディアは報じていた。しかし、マンＵはリーグ開幕戦でスウォンジーに１−２で惜敗。４２年ぶりにホームでの開幕戦を落とすという歴史的な敗北で、指揮官はさらなる選手補強を迫られている。

　現在、獲得の筆頭候補に挙がっているのはアルゼンチン代表でレアル・マドリード（スペイン）のＭＦディマリア。その獲得に成功した場合、香川の出番はさらに減ることになる。

　マンＵは２４日にリーグ開幕第２戦として敵地でサンダーランドと戦う。さらに中１日でリーグカップ２回戦、アウェーでリーグワン（３部リーグ）のＭＫドンズと対戦する。通常なら香川はどちらかに先発するが、もしどちらにも先発しなければ完全な構想外ということを意味しており、移籍の可能性が一気に高まる。