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【大リーグ】

和田、3日がかりの3勝目 再開試合で逃げ切り

2014年8月23日 紙面から

◇カブス2−1ジャイアンツ

 カブスの和田毅投手(33)が3日がかりで白星を手にした。カ軍は21日、サスペンデッドゲームとなった19日のジャイアンツ戦を5回裏の2−0から再開。3投手をつないで1点差で逃げ切り、先発で5イニング無失点と好投していた和田に3勝目(1敗)がついた。

 棚上げになっていた勝利を仲間が奪い返してくれた。6回に1点差に迫られながら、奮闘する救援陣をベンチから見守った和田。勝利が決まるとゆっくりとグラウンドに向かい、時事電などによると「勝って良かった。(救援陣が)抑えてくれると信じていた」と顔をほころばせた。

 19日は5回までを6安打無得点に抑えたところで雨が激しくなり、4時間半以上も中断してからコールドゲームが宣告されて一時は初完封を記録。だが、翌日にジ軍が「グラウンド管理の不備」を訴え、大リーグ機構が支持したため、プレーボールから2日後のこの日に再開となった。結局、完封は消えたが勝利投手となり、レンテリア監督は「私の心の中では、既に彼(和田)が勝利投手だった」とたたえた。

 次戦は24日のオリオールズ戦。古巣との対戦を前に、この日は約50球を投げて調整した。勝ちが確定してから3日後の登板に向け、「中2日なんで、頑張ります」と冗談を飛ばした左腕。仕切り直して、初完封と4勝目を狙う。

 

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