大阪・梅田地下街:初の全体像 高低差7m、CGで再現
毎日新聞 2014年08月19日 15時00分(最終更新 08月19日 16時33分)
別々の管理会社が管理する複数の地下街が連結し、大きな地下街を形成している東京や名古屋などでも、防災面での連携は喫緊の課題だ。対策の策定には全体の高低差などのデータが欠かせないが、全体像の把握は進んでいない。
東京の新宿駅周辺は、駅東口地下街や駅西口地下街、京王新宿名店街などの地下街と、複数の地下鉄の駅がつながっている。東京都の担当者は「個々の地下街で防災計画は作り、高低差なども把握しているが、地下街や地下鉄駅同士の連携は盲点で、今年度検討を始めたばかりだ。全体の高低差データは把握していない」という。名古屋市の担当者も「市消防局として、全体の高低差データなどの把握を指導したことはなく、まだ無い」と話す。【吉田卓矢】