豪栄道、秋場所出場へ 境川親方「絶対に出場させます」
2014年8月24日6時0分 スポーツ報知
大相撲の新大関・豪栄道(28)=境川=が23日、秋場所(9月14日初日、両国国技館)へ出場することが決まった。東京・足立区の部屋で師匠の境川親方(元小結・両国)が「絶対に出場させます」と断言。名古屋場所後、師匠が出場を明言したのは初めてだ。
豪栄道は12勝を挙げ、大関昇進を決めた名古屋場所の12日目、日馬富士戦で左膝を負傷。負傷箇所にテーピングをして千秋楽まで強行出場したが、場所後には「左膝外側半月板損傷で約1か月間の安静を要する」との診断書を提出した。7~17日に行われた夏巡業を全休。いまだ本格的な稽古を再開できていないが、境川親方は回復は「順調」と明かした。
さらに境川親方は「新大関優勝を狙わせます」とまな弟子に高いハードルを課した。新大関場所の優勝を果たしたのは1909年の優勝制度制定以降、8人のみ。直近では06年夏場所の白鵬以来となる快挙に挑む。この日、豪栄道は東京・足立区の部屋で稽古。テッポウや上半身のトレーニングなどで汗を流した。この日は取材対応はなかったが、これまで「ちょっとずつよくなってきている」と手応えを口にしているだけに、一日も早い本格的な稽古再開へ辛抱を続ける。(安藤 宏太)