神奈川県警:52歳男、留置場に覚醒剤 検査見落としか
毎日新聞 2014年08月23日 23時45分(最終更新 08月24日 09時37分)
神奈川県警は23日、覚せい剤取締法違反(使用)容疑で逮捕され、緑署に勾留されていた住所不定、無職、樋口勝彦容疑者(52)が、留置場で覚醒剤と未使用の注射器2本を隠し持っていたと発表した。勾留時の検査でも発覚せず、留置場への差し入れもなかったという。県警留置管理課は、身体検査で見落とした可能性があるとして、緑署に検査の徹底を指導する。
留置管理課や薬物銃器対策課によると、樋口容疑者は県内で覚醒剤を使用したとして、22日午前8時ごろ逮捕され、同日夕、所持品検査と身体検査を受けて勾留された。午後10時50分ごろ、当直担当者が寝ている樋口容疑者の顔の横に茶封筒があることに気付いて調べたところ、ビニール袋入りの注射器2本が入っていた。トイレの便器内には覚醒剤の入ったビニール袋が浮いているのも見つかった。
樋口容疑者は1人で勾留されており、弁護士の接見を受けた以外は面会もなかったという。【岡礼子】