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【TVクリップ】二階堂ふみ 満州戦の悲劇「苦しみの末に亡くなった子供たち…事実を知るきっかけに」
子供のころ、沖縄戦を経験した祖父母から、当時の話を何度も聞いた。「沖縄は地上戦になった場所。その時代を生きた祖父母の話は、全てが心に残っています」。戦争関連の本や映像に自ら進んで接し、とりわけ茨木のり子さんの詩「わたしが一番きれいだったとき」を読んで「衝撃を受けた。当時の女性がどういう気持ちで日々を過ごしていたのかが分かり、すごく印象的だった」と振り返る。
孤児と養父の禁断の愛を描いた映画「私の男」(6月公開)での妖艶(ようえん)な演技など、実力は高く評価されている。将来的にはニューヨークでの活動も視野に入れているといい、「力強くて、アーティスティックで、ハングリー精神があって…。ゆくゆくは拠点を置きたいくらい好きな場所です」。ロケの合間の取材のためか、終始真剣な表情だったが、このときは若さあふれるすてきな笑顔を浮かべてくれた。
(本間英士)
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〈にかいどう・ふみ〉平成6年生まれ。沖縄県出身。ファッションモデルを経て19年にドラマ「受験の神様」(日本テレビ)で女優デビュー。映画「ヒミズ」(24年)でベネチア国際映画祭マルチェロ・マストロヤンニ賞(新人賞)。公開中の映画「渇き。」、大河ドラマ「軍師官兵衛」にも出演。マイブームは「海外旅行の計画を立てること」。
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