社会人にしては長いようで、童心が震える程に短過ぎる夏休みの最終日。
天気予報を見事に裏切りかんかんと照らす太陽を浴びながら車を飛ばして三重県へ向かった。28歳にもなって無免許で助手席だったことにはふれないで欲しい。
専門学校時代の友達夫婦が経営するブライダルサロンが事業・店舗拡大をしたそうで、お祝いという名目ながら進物ひとつ持たずに挑んだ。
『背伸びをしない自分目線のwedding』をコンセプトに
様々なシーンでお手伝いするブライダルサロン。
こんなにもオシャレでかわいいウエディングをプランニングしてくれる会社を見た事がない。いや、まず他を見た事がないがすごくオシャレなことには違いない(ぜひサイトを覗いてみてくださいね)。
結婚式にこだわりを持っていなかった僕には全く理解のできない職だった。
そもそも結婚式なんてやる必要すら感じていなかった。なくたって問題ないし、1日の記念の為にすごいお金をかけて...それなら生活費にでも...と思っていたけど、FacebookでWedesignの活動を覗いていると結婚式が女の子にとってどれだけ大きな夢なのかということがわかってきた。
みんなすごい良い顔をしている。喜びも希望も溢れてる。
ただ、それだけじゃなくて、そこに個性が表現されていることにすごく魅かれた。
女の子にとって生きてきた軌跡を全て表現する過去最高に幸せな1日なんやろうなと。
今まで僕が抱いてた結婚式のイメージがキラキラでフワフワのドレスが着たい...というものだったので重要性を感じてなかったけれど、結婚式まで長い時間かけて自分たち色の夢を塗り重ねていく過程もすごく大事なものなのかと思った。
この写真はWedesignがデザインした前撮りアルバム。カジュアルなドレスにスニーカー履いて公園で犬と駆け回ったりしてる写真もありました。
花嫁の喜び全てを僕にはいつまでも理解することはできないやろなと思っている。
だからこそ叶えてあげたいとも思った。
(左は専門学校の同級生でありWedesignスタッフ)
大量に用意された前撮りのアルバムを見て幸せそうに話す女子。
それに目もくれずブログのネタを探している男子(僕)。
ドレスと夢を纏う為にキラキラしている女子。
ドレスを着ればブログのネタとして最高じゃないかと考える男子。
積極的に物色する女子。
ドレスを着たいと訴える男子。
案の定無視されてしまった。
しかし、僕は諦めきれなかった。僕がドレスを着た写真をブログに載せるという脳内サクセスストーリーは進みはじめている。ベールの向こう側に透けて見えるアラサー男性、パンパンの二の腕、ルージュなんかもひいてみよう。ブログ制作に置いて最高のバージンロードを歩んでいる。
ネタの為とかそんなのどうでもいい。もはや欲求、もとい性癖だ。
あとには退けない。ドレスを着ることが僕にとっても夢に変わってしまったのだ。
そしてうるさいと怒られた。
諦めてガラスに鼻をつけて遊ぶ男子。
この後、また怒られる28歳無免許男子。
愛しさと切なさを兼ね備えてる男子。この時は切なさしか備えていなかった。
今まで指輪すら嫌ってつけたことがない僕が人生の宝箱であるブライダルサロンにいる不思議。
結婚式だけじゃなく、その先にある出産、育児まで数珠つなぎのように広がって行く妄想に置いて行かれそうになるけれど、28歳にもなり周りを見てみるとそう遠い話ではない。自分が結婚する、子供ができるなんてことをいつ想像しただろうか。
このままで大丈夫なのだろうか。
同級生が結婚して子供を育て、今は他人の結婚をプランニングしている。のんきに目を寄せている場合ではないし、いい加減に車の免許を取りにいかねば。
人生そのものがエンストしているようだ。
新たな性癖に目覚めてしまい少々不安にもなったが、こうしてたくさんの人の幸せな写真を眺めていると自分の幸せの形を見つめ直してみたくなった。今でも十分幸せ。
他人の幸せを羨ましがりながらも、このくだらない文章を書いていることが幸せだ。今正に夢の中にいる。大きい小さいも輝き方も見え方も違うけれど“夢”は叶えたいし、好きな人の夢ならば叶えてあげたい。
それがなくても問題のないたった1日であろうと。代わる物も時間もない。
“背伸びをしない自分目線”だからこそ見えるものをまず大事にしないと。
それから見栄を張りながらちょっとずつ背伸びしてみよう。
夢に向かいながら生きる強さ、苦しさ、楽しさを全て教えてくれる貴重な時間。
結婚式への考え方が大きく変わった1日。
何事も諦めないで向きあって願い続ければ叶うのではないだろうか。
ドレスは着れなかったけど来て良かった。次は男でも着れるウエストがゴムのドレスを作ってもらおう。
大きい小さいも輝き方も見え方も違うけれど“夢”は叶えたいし、男でも着れるウエストがゴムのドレスを作ってもらおう。
女性がドレスに夢を持ち、1度でいいから着てみたいという気持ちがわかった。
結婚式は素晴らしい。新しい気持ちに出会えた。
おわり
協力:Wedesign(http://www.wedesign-inc.com/#id65)
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こんな時間にEXILE ATSUSHIのソロアルバム聴いてる。すぐトキメキ運んできよる。
— 吉本ユータヌキ (@gonnakill_uta) 2014, 8月 16