政治【歴史戦 第5部 「朝日検証」の波紋(中)1】「歴史教育議連」を狙い撃ち 「常識発言」撤回に追い込む+(2/2ページ)(2014.8.24 13:00

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【歴史戦 第5部 「朝日検証」の波紋(中)1】
「歴史教育議連」を狙い撃ち 「常識発言」撤回に追い込む

2014.8.24 13:00 (2/2ページ)「慰安婦」問題

 「議論の分かれるようなことについて、すべての義務教育の教科書にほぼ同じ記載がされていることに疑問を感じ、いろいろな方の話を聞き(議連で)一冊の本にまとめた。強制性があったか、なかったか、それをわれわれが判断することは、政治家として厳に慎まなければいけない」

 「大半の専門家が納得できるような歴史的事実として教科書に載せることについて、われわれはまだ疑問を感じている」

「韓国世論」持ち出し

 今からみればごく常識的なことを抑制的に語っているだけだ。ところが、朝日新聞は同年7月31日付夕刊で「慰安婦問題『事実としての教科書掲載、疑問』」「中川農水相未明発言」などと、中川が議連会長であることを含めて大きく報じ、発言要旨も掲載した。

 さらに8月1日付朝刊でも「日韓漁業交渉に影響も」「韓国世論反発の恐れ」との見出しで続報を載せ、「中川氏が交渉責任者として関係する日韓漁業協定問題の決着に、影響を与えることになりそうだ」との見通しまで示した。「これで『外交の小渕』か」と題し、小渕政権を批判する社説まで掲載した。

 中川は発言撤回に追い込まれた。(敬称略)

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