◆第四話 『せんみつ』
脚本:戸田山雅司 監督:和泉聖治
ゲスト:平田満
正直言うと、今シーズンの相棒は過去シーズンと比べると
確実に力無くしてるなと思っていたんです。
初回こそ右京さんのえげつなさを遺憾なく見せ付けられるという
強烈な始まり方でしたけど、2話で早くも大いにこけて、
3話で多少持ち直したものの、演者のくどさと小粒感は否めない。
これも長期シリーズの宿命かと内心諦め半分で見た今回の話ですが……
まだまだ闘えるじゃないの、このドラマ。
冒頭で12億宝石強盗とどデカい事件を取り上げていながらも、
事件を完全に忘却させるインパクトのあった、三浦さん特命訪問の下り。
その三浦さんの依頼で向かった
「せんみつ」槇原の曲者具合、
対する右京さんが
もう饒舌なこと。
長台詞を畳み掛けあう取調室でのやり取りなど堪りませんよアレ。
また、雨天ロケで余計雰囲気が出た現場捜査の様子に、
ただ話を振っただけでは終わらなかった三浦さんと槇原とのエピソード、
その辺りを踏まえたラストのきれいな締め方と。
みんな笑顔で終わる話ってのは大抵良作が多いです、このドラマ。
5rd現時点での最良作なのはもちろんのこと、
全シーズン通して見ても、相当出来のいい話じゃないですかねー
いやー良かった。感想書くのがもったいないくらいに良かった。
とりあえずいつものように小ネタ拾い。
・
「せんみつ」槇原(平田満)
今回の話最大の功労者。
『鉄砲勇助』の如くウソを吐く頭の回転の早さは右京さんとタメを張る勢い。
杉下から
「上松」、亀山から
「鶴川」の名を咄嗟に作り出す辺りとか。
……まぁここは
即座にそれを見破った右京さんの方が天才だと思う。
・
対する右京さんのテンションが高いこと高いこと。
頭のいい相手には燃えるという感じで、
特に邪魔が入らないということもあり、取調べのねちっこさが普段とは段違い。
「殺人」という単語に反応した槇原を見つめる顔とか、
恐怖すら覚えますよ。
他にも現場で死体を見つけたとの薫ちゃんからの一報に
「出ましたか!」と嬉々として反応したり、
「君にしては上出来です!」とつい本音を滑らせたりと。
・そんなハイテンション右京の扱いに
困り果ててる所轄の皆さん。
とりあえず捜査の様子はめっさ注目してたのですが。恐いくらいに。
・現場に出ても右京さんのテンションは高いまま。
雨の中、薫ちゃんの差し出す傘を無視して好き勝手に動き回ったり。
・久々登場、
特命の罠。
犯人にボロを出させるために、時折右京さんが仕組む罠が今期初発動。
今回の罠は
「わざと取調室に携帯を置き忘れ、槇原の出方を見る」というもの。
ちなみに仕掛け人は三浦さん。一緒に部屋を出て行った伊丹は
単に騙されただけ。
・
「これが、これなもんで」by槇原(ヤス)
これ=美津子。履歴の残り具合から見てホントに妊娠してんのちゃうかとも思えたり。
・宝石強盗たち、
そこは殺しちゃいかんだろう。
裏切者の口封じって、自分ら隠された宝石の在り処知りませんやん。
槇原が頭のいい人間として描かれていた分、彼らのバカさは逆に笑えたなぁー
・しかしついでに言えば、
そこは免許証落としちゃいかんだろう槇原さん。
・そして最後はスッキリと。
宝石強盗は捕まり、命を狙われる心配は無くなった槇原さん。
しかし同時に時価12億の宝石は失ったわけで、
「もうせんゼロ、ウソしか言いません」「出所したらまた空き巣やりますよ」と強がり。
そこを右京さん
「ウソしか言わないのなら、それもウソですね」と切り替えして勝負あり。
珍しくキレイな終わり方しましたなー今回。
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【今日のいたみん】 |
・第四話。
・今日の三浦さん
冒頭、珍しく特命を訪れて右京さんに頭を下げる三浦さん。
紅茶飲みながら対談とか滅多に見れない画だったなぁー
それにこれだけ喋る三浦さんも初めて。
「あ、コレうまっ」とか
「せんみつ」槇原とは同郷(岐阜の田舎町)出身という間柄。
だからこそ親身になるわけで、
右京さん提案の
『携帯電話置きっ放しの罠』に素直に応じたり。
ラストも槇原の背中を見送りながら笑顔を見せたりと、
今回はホント出番多かったなぁー
・今日のいたみん
降りしきる雨の中捜査に向かうも、
ちょろちょろ動き回ってうっとおしい亀夫婦に先を越され、
特命と三浦さんの間で取り交わされる
「槇原」の話題に全く着いて行けず、
鑑識の米沢さんには完全にシカトをかまされ、
いざ槇原の取調べに当たったと思えば、三浦さんのウソ証言に
槇原以上に踊らされたりと、
今回は完全にお笑い要員でした。

雨の中ご苦労様です。
・今日の芹沢くん
髪の毛がすっごいペッタリしてた。
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