土砂災害 死亡４９人不明のおそれ４１人

8月23日 21時15分

発生から４日目となった広島市の土砂災害は２３日、新たに９人の死亡が確認されこれで死者は４９人となりました。
依然として４１人が行方不明のおそれがあり、警察などは２３日夜も夜を徹して捜索を続けることにしています。

警察によりますと、広島市の土砂災害で２３日、新たに９人の死亡が確認され、死者は４９人となり、行方不明のおそれがあるのは、４１人となっています。
警察や消防、自衛隊は土砂災害の発生から４日目を迎えた２３日も、複数の住宅が押し流され、多くの行方不明者が出ている安佐南区八木地区などで、およそ３０００人の態勢で捜索を行いました。
現場は粘りけのある土砂が堆積しているために捜索は難航していますが、２３日から特殊な重機を運び入れることができた現場もあり、土砂と共に流された巨大な岩や流木を取り除く作業も始まりました。
警察と消防、自衛隊は、２３日夜も夜を徹して捜索を続けることにしています。
一方、広島市は土砂災害のおそれがあるとして、引き続き、安佐南区の一部４６７世帯、１１５３人と安佐北区の一部の１４０８世帯、３４７４人に避難指示を出しています。
また、広島市の土砂災害で被害が出た合わせて１７か所に避難所が設けられ午後６時現在で、およそ１７００人が避難を続けています。