- [PR]
政治
【日本人拘束】政府、安否確認急ぐ 身代金要求なし 不法入国か
2014.8.18 15:56
[中東・アフリカ]
政府は18日、「湯川遥菜(はるな)」と名乗る日本人が内戦下のシリアでイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」に拘束されたとみられる事件を受け、官邸で関係省庁の担当者を集めて対策会議を開いた。
安倍晋三首相は静養先の山梨県鳴沢村の別荘で、秘書官を通じて事件の情報収集を指示。菅義偉官房長官は外務省の三好真理領事局長に情報収集の徹底を求めた。
政府は拘束されたとみられる邦人の名前や職業について公表していない。外務省幹部は18日、「イスラム国」側から犯行声明や身代金の要求がないことを明らかにしたうえで、「拘束されているのか、どこにいるのかも含めて確認する必要がある」と述べた。
外務省によると、現地時間の16日午後、隣国ヨルダンに移った在シリア日本大使館に一般人から「邦人が拘束された」との情報が寄せられた。同省は平成23年4月以降、シリア全土に待避勧告を出している。在留邦人は22人で、ほとんどが現地住民の配偶者。拘束されたとみられる邦人は同省に在留届が出ていないため、不法入国した可能性が高いとみられる。
関連ニュース
- [PR]
- [PR]