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      浄化設備で検出値以下

      浄化設備で検出値以下

      東京電力福島第一原子力発電所で汚染された地下水を浄化して海に排水する計画をめぐって、東京電力は、浄化設備で処理した地下水では一部の放射性物質を除いて検出できる限界を下回ったと発表しました。
      福島第一原発の汚染水対策の一環として東京電力は、原発の建屋の周囲にある「サブドレン」と呼ばれる井戸から地下水をくみ上げて、浄化して海に排水する計画を立てていて今月20日、放射性物質を取り除く設備に水を流して性能を確かめる試験を行いました。
      東京電力によりますと処理する前の地下水からはいずれも1リットルあたりで、放射性セシウム134が57ベクレル、セシウム137が190ベクレル、それにベータ線を出す放射性物質が290ベクレル検出されたということです。
      一方、処理した後の地下水ではこれらの放射性物質は検出できる限界を下回ったということで、同じ汚染水対策として建屋の山側に掘った井戸から地下水をくみ上げて海に放出する「地下水バイパス」の際の目標値も下回ったということです。
      ただ、トリチウムという放射性物質は設備で取り除くことができず、処理をしたあとでも1リットルあたり670ベクレル検出されました。
      東京電力は「想定していたレベルで設備の性能を確認できた」としていて、25日に開かれる漁業関係者の会合でこうした結果を示して計画への理解を求めることにしていますが、地元には風評被害を懸念する声が強く反発も予想されます。

      08月23日 12時30分