昨日お伝えした株式会社システムソフトによるアビスパ福岡支援の件、地元紙の西日本新聞も今朝の紙面で報道していました。
出資額は1億円で、アビスパ福岡の筆頭株主になる見通しとのことです。

関連記事:
アビスパ福岡を地元企業の株式会社システムソフトが支援か 
http://blog.livedoor.jp/domesoccer/archives/52097594.html


[西日本新聞]アビスパ、降格回避へ システムソフトが1億円出資
http://www.nishinippon.co.jp/nsp/avispa/article/109542

 経営再建を目指すサッカーJ2のアビスパ福岡(野見山篤社長)が、福岡市に拠点を置くシステム設計開発「システムソフト」(東京、吉尾春樹社長)から約1億円の出資を受け、増資することが22日、関係者の話で分かった。昨秋、経営危機が表面化した福岡は、本年度末までに財務が改善しなければJクラブ資格の剥奪が確実だったが、増資により回避できる見通し。
 関係者によると、福岡の支援要請にシステムソフトが応じた。福岡は取締役会での承認を経て9月の株主総会で正式決定する方針。福岡の筆頭株主は、現在のコカ・コーラウエスト(福岡市)からシステムソフトに代わることになる。
 福岡は2006年、31億1796万円の累積赤字を解消するため、当時の資本金33億7千万円の97・3%を減資した。以降も広告収入の低迷などから経営は改善せず、昨年10月に約5千万円の運営資金不足が表面化。サポーターからの募金などで乗り切ったが、13年度は純損失8740万円を計上し、2期連続の赤字となった。この結果、12年度に5955万円あった純資産が目減りし、2785万円の債務超過に陥った。
 Jリーグのクラブライセンス(資格)制度は、12年度から3期連続の赤字、もしくは14年度末時点で債務超過のクラブは、J1とJ2に所属するライセンス発行を認めていない。関係者によると福岡は、本年度は単年度黒字となる見込みだが、債務超過の解消は微妙な状況だったという。このため来年度から下部リーグへの降格の危機にあった。
 8月現在、資本金は1億2599万円。株主はコカ・コーラウエストのほか、福岡市や地場企業など87社・団体。22日現在、J2の22チーム中10位。
 システムソフトは1979年、福岡市で創業。登記上の本社は東京だが、福岡市・天神にも福岡本社がある。不動産、生命保険会社などのシステム開発や、大手企業向けにウェブマーケティングのコンサルティング事業を展開している。東証ジャスダックに上場。13年9月期の連結売上高は27億円、最終利益は3億円。社員数は142人(今年4月時点)。


昨日の時点では新規スポンサー獲得か?ぐらいの感触でしたが、もっと大きな話だったようですね。
この話が実現すれば、アビスパは長らく懸念事項だったクラブライセンス問題が解消。他のJリーグのクラブはすでにクラブライセンス制度の条件を満たす目処をつけているため、来季もすべてのクラブがライセンス交付される見通しとなります。


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